日経平均は少なくとも週前半は底堅さが意識されそう。
その後は上値が重くなる可能性もあり。
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日経平均は小幅ながら上昇で引けた9日続伸となった(終値は39.45円の28149.84円)。
前日までの大幅上昇に対する高値警戒感や週末とあって見送り気分が強いなかであったが好地合いを維持した。
週足ベースでは今週、13週移動平均線(27268円)を大幅に回復し26週線(28061円)にの乗せたかっこう。
また、52週線(28419円)に迫るかっこうにもある(日足では200日移動平均線(28274円)に迫った)。
そうしたなか、来週も好地合いが継続されるかといったところ。
国内では年度末を控えており、少なくとも週前半は底堅さが意識されそうだ。
29日が配当権利付き最終日で、配当権利狙いや機関投資家のドレッシング買い、配当再投資への思惑などがある。
ただ、これを通過した後は上値が重くなりやすいとみられる。
足元の日経平均は、ロシアによるウクライナ侵攻開始時を上回る水準まで買い戻された。
これより上を試すとなると現状は、好材料に材料を欠いているか。
原油価格や米金利が高止まりする中、企業業績や経済への悪影響を巡る警戒感が次第に重しとなってくる可能性も。
日経平均の焦点は、日足の200日線、週足の52週線を上抜けてくるかどうか。
あっさりと上抜いてくるようなことがあれば、かなり基調は強いとみる必要があるだろう。
また、日経平均が一服感、調整挟むような展開となれば、出遅れ感の強いマザーズ市場などに期待。
マザーズ指数は週末の本日は、下落となったものの下落幅は小幅にとどめ底堅さも見られた(終値は1.57pt安の761.18pt)。
チャート状でも、上向きにある5日移動平均線(748pt)が下値のサポートに機能。
出遅れ修正の動きから、3月3日の戻り高値(784.81pt)突破、騰勢強めるか。
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