ウクライナ情勢への警戒感から引き続き不安定。
その他、注目度の高い経済指標の発表も控える。
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本日の日経平均は500円超えの上昇で6日ぶり反発に(505.68円高の26476.50円)。
前日までの5日続落で1500円近くに達し、本日は値幅伴っての上昇となった。
ただ、週ベースでは、2週連続安、昨年来安値を更新となった。
日経平均の株価収益率(PER)は24日時点で12倍台まで低下した。
直近に12倍台まで低下したのは、昨年の安値をつけた8月半ばから下旬の局面や、1月27日の安値26044.52円しかない。
それがあり、下値は26000円と意識されやすいだろう。
しかし、ウクライナ情勢を巡って、戦闘状況のほか、各国による制裁の動きが流動的で、関連報道に引き続き振られやすい。
また、加えて、米金融引き締めへの警戒感もくすぶっている。
地政学リスクは、ある程度先行きが見通せれば落ち着き、その分の買い戻しは早いと見られる。
金融市場にとって地政学リスクは、米金融政策にポジティブとネガティブの両側面からの影響が警戒されている。
ネガティブな側面は、原油など資源価格の上昇が促されてインフレ高進を招き、金融引き締めが加速しかねないとの見立て。
いっぽうで、世界経済に与える影響を米FRB(連邦準備理事会)が考慮し、引き締めペースが緩やかになればポジティブとの思惑も。
いずれにしろ、今回のウクライナについては、各国中銀が金融引き締めに向かう局面で生じており、事態を複雑にしている。
そのことから来週も不安定な展開が予想される。
スケジュール面では、FRB議長が2-3日に議会証言するほか、複数の連銀総裁の講演が相次ぐ見通し。
政策スタンスに変化がないかヒントを探ることになるだろう。
また、週末4日には2月米雇用統計や、ISM製造業景況指数が1日、同非製造業景況指数が3日に控えており注目度は高い。
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