今週、米中で決済指標の発表など多く控える。
週初こそ強くあった日本株だ次第に様子見姿勢へ。
そうしたなか、決算を受けた銘柄など個別株物色中心か。
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週明けの本日の日経平均は大幅反発となった(終値は628.60円高の28569.02円)。
先週に1000円近くも下げていた反動、ETFの分配金捻出に絡む需給悪化要因がなくなったこともあり米株高の流れに素直に乗った。
また、他方から、明るい材料も出てきた。
今月下旬から主力製造業の4-6月期決算が始まるなか、その前哨戦と見れる安川電<6506>の第1四半期決算は市場予想を上回った。
また、通期の業績予想を上方修正市場予想を上回る結果に。
上振れ度合いも揃って好印象、本日に安川電<6506>の株価は6％超えの上昇で終了した。
これが、今後の企業決算に対する期待に繋がるだろう。
安川電<6506>のように第1四半期から高進捗率で業績上方修正を行う企業が増えれば、見直し機運も高まっていく。
今週に発表される決算で注目されるのは、15日のファストリ<9983>。
指数寄与度も高く、全体に好影響を与えることになるか注目したい。
いっぽうで、上値抑える要因としては、日本国内での独自要因が多い。
東京五輪に向けての感染再拡大リスク。
また、前回から1月も経たないうちの4度目の緊急事態宣言の発令。
緊急事態宣言下での東京五輪開催を巡る是非の声などを背景に、政権の求心力低下を懸念視する向きが増えてきていることも気になる。
海外勢は、とくに、政治不透明感を嫌う、これが日本株買いを抑制する可能性も。
その他、海外の経済指標に注目、米国で物価関連の指標が複数発表される。
(13日に米6月消費者物価指数、14日に米6月生産者物価指数)
また、その他にも12日米10年国債入札、13日に米30年国債入札、14日に米6月生産者物価指数、地区連銀経済報告(ベージュブック)、15日に米7月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米7月フィラデルフィア連銀景気指数、米6月鉱工業生産、米6月小売売上高などイベント事は続く。
足元で米国の期待インフレ率や長期金利は低下基調にあるが、インフレ懸念がなくなったわけではない。
これら受けての反応を見極める必要がありそうだ。
また、米国のほか中国でも景気指標が多く発表される。
景気回復ペースの鈍化を懸念視する向きも増えているだけに、世界経済をけん引する米中二大国の景気指標への関心度は高い。
指標の鈍化が鮮明になると、日本株買いの抑制にも繋がりかねないか。
そうしたなか、週初こそ、大幅に反発した日経平均だが、次第に次第に様子見姿勢となりやすい見かた。
基本的には今週、週を通して決算を受けた銘柄など個別株物色が中心となりそう。
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