大型連休を通過し、ここからは改めて決算を受けた個別対応中心の展開へ。
明日に関しては、米雇用統計を控える週末、警戒から、様子見ムードか。
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連休明け、本日の東京市場は堅調な展開、日経平均は500円近くの上昇で大引け(終値は518.74円高の29331.37円)。
前場には一時、600円超えの上昇となる場面もあった(本日高値617.59円高の29430.22円)。
連休前は、海外勢のものとみられる株価指数先物の売り、個人投資家のものとみられる信用買いの手仕舞いの動きが観測されていた。
そうしたなか、連休間の欧米株がおおむね堅調に推移し、本日はその反動から強く反発したもよう。
日経平均の上昇のほか、TOPIX(東証株価指数)も+1.5％と日経平均(+1.80％)におとらずの動きにあった。
先物主導の面が強く見えたが、東証1部の売買代金が3兆円超えと膨らんでおり、現物株の取引も活発だった印象。
物色については、米株市場と同様に「景気敏感株」へ向かった。
それ以外では、連休前と同様に決算絡み、材料があるものへの反応が目立った。
好内容の決算が素直に反応される銘柄もあれば、そうでないものも。
本日に注目されていたのは、連休前30日決算発表した東京エレク<8035>やレザーテク<6920>などの半導体関連。
期待どおりの良好な決算内容だったが、それ以上でもなく、朝方は両銘柄とも強く売られていた。
しかし、売り一巡後は持ち直しの動きも見せ、東京エレク<8035>は小幅にプラス圏、レザーテク<6920>も1%未満の下落幅にとどめた。
結果的に、決算受けて売られたところが、丁度いい押し目になっている感あり。
これら以外にも、好内容にもかかわらず、期待の高さから下げた銘柄には、後々、見直し買いが向かうか。
明日以降も大型連休を通過し、ここからは改めて決算を受けた個別対応中心の展開となりそうだ。
明日に関しては、米雇用統計を控える週末、警戒から、様子見ムードとなりやすい。
また、本日の大幅高の反動から売り優勢と見るのが無難だろう。
ここまで、今月に入り発表された主要な米経済指標は好調にあるいっぽうで市場予想は下回っている。
4月のADP全米雇用報告は、民間部門雇用者数が74万200人増加し、7ヵ月も予想の80万人増には届かず。
4月のISM非製造業総合指数(NMI)は62.7と好不況の分かれ目50を上回るも過去最高の前月の63.7から小幅低下(市場予想は64.3)。
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