決算発表や重要イベントなど材料が多く、大型連休も控えており、上下ともに動きをとりづらいか。
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来週の東京市場はもみあい、決算発表や重要イベントなど材料が多く、大型連休も控えており、上下ともに動きをとりづらいか。
今週の日経平均は大幅に値を落とす場面あり、それまで続いていたもちあいから下に振れたかっこう。
しかし、3月(24日)の直近安値(終値で28405.52円、ザラ場で28379.06円)は下回るずに強く反発。
本日も売り優勢にあったが、心理的な節目29000円維持で終えた(本日の日経平均終値は29020.63円)。
この動きを見る限り、下値への不安はだいぶ和らいでいるように思える。
コロナ禍に対する警戒が再び高まる中、企業が慎重な見通しを立てると想定されて下げ材料となったが、直近の急落で織り込んだか。
また、3月に起きたい2回の急落では、いずれも下値を叩いた後に急速に戻していた。
不安要素はあれど、キッカケ一つで今回も同様に、急速に戻すとの期待もあるのだろう。
ただ、日経平均は75日移動平均線(29168円)を割り込むなどチャートの形状が悪化。
その他、月末の株安というアノマリーも意識されると見られ、目先の上昇は期待しにくい面もある。
スケジュール的にも、企業決算ほか、重要イベントが目白押し。
週内には26日─27日の日銀政策決定会合、27-28日の米FOMC。
28日のバイデン米大統領の議会演説、29日に米1-3月期GDP、30日の国内3月鉱工業生産、中国PMIなど控える。
そして、その後に国内では大型連休へ。
来週は、上にも下にも大きく振れにくく、どちらかといえば、下に見る目の方が強いか。
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