明日に関しては、配当落ち、米株先物が軟調と、このまま米株安となればマイナス要因か。
ただ、大きく下押す局面などあれば、押し目買いスタンス。
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本日の日経平均は上昇、一時は29500円台に乗せる場面も見られた(本日高値29578.37円(401.67円高))。
ただ、その水準から急失速(38円高まで上げ幅縮小)する場面も見られた。
後場、やや荒い展開とはなったが、大引けでは200円超えの上昇で大引け(終値は207.82円高の29384.52円)。
チャート面では、25日移動平均線(29384円)付近で終えたかっこうとなった。
本日は、実質年度末最終売買日とあって、配当権利取り狙いの買いなどが向かっていた。
また、指数連動のパフォーマンスを目指すインデックスファンドによる配当金投資に伴う先物買いも支え要因となったもよう。
(本日の大引け、明日の寄り付きに発生見込み、日経平均型やTOPIX型のほかMSCI指数型なども含めると1兆円程程度になる予想)
明日に関しては、配当落ち、米株先物が軟調と、このまま今晩に米株安となればマイナス要因とはなるだろう。
ただ、これが続き支え要因に意識されるか。
そのほかにも、3月第3週（15-19日）の投資主体別売買動向によると、海外投資家は現物を4000億円程買い越し。
再び日本株買いに勢いが見られる。
このまま、海外投資家の買い越しが続けば、上昇に繋がる可能性が高い。
日本の相場は、新年度入り、来期を見越した新規買いの動きなどに期待したいところだ。
しかし、新年度入りで注意、警戒されている面も。
新規買い期待とは逆に、近年、新年度入り直後に機関投資家の益出し売りが集まりやすくなっているとの指摘も。
昨年からの日経平均が大幅上昇していることから、警戒感が強まりそうとの見かたもあるもよう。
本日の失速する場面があったのは、野村HD<8604>の急落なども要因にあったが、こうした面も理由にあったかもしれない。
これらをふまえ、4月入り早々の上昇があまいとすると、当面は堅調ながらもやや上値の重い展開か。
小売業など内需系企業の決算が本格化し始める4月第2週あたりがトレンド転換の局面となってくると現状は予想したい。
それでま、大きく下押す局面などあれば、押し目買いスタンス。
新興市場など中心に中小型株については、需給好転を期待したいところ。
3月末の権利付き最終売買日を通過し、名実ともに新年度相場入りへ。
株式市場全体として年度末の持ち高調整目的の売りが一巡。
配当・株主優待等の権利取りに拘束されていた個人投資家の資金が再び新興株中心に中小型株に流れ始めるか。
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