日経平均は13週線サポートにしたトレンドは崩れていない。
また、TOPIXが日経平均よりもチャート形状で強さ示す。
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東京市場は今週、先週末の日銀ショックを引きずり週前半から週後半ばまでは軟調、日経平均など主要指数は大幅な調整となっていた。
しかし、その反動や、バイデン米大統領が新型コロナウイルスのワクチン接種目標を倍増させると表明し前日の米株市場が堅調に推移。
世界経済のエンジン役である米国景気の回復期待が強まり、東京市場においても、これがプラスに働くと、週後半は大きくリバウンド。
また、3月期末配当の権利付き最終日の29日を前に、権利取りを狙った先回り買いも相場の支援材料になったもよう。
ただ、来週、前半については、最近の傾向から、月末にかけて指数のパフォーマンスが悪くなるというアノマリーが意識されるか。
その他、年度末を控えて、国内機関投資家などによるリバランス売りも警戒される。
上値を追うにも、新型コロナワクチンの接種拡大という材料だけでは、目新しさに欠けるというのもある。
とはいえ、4月、新年度相場入りとなれば、積極的な新規の買いも入ってくると期待される。
また、決算発表が本格化するシーズンともなり、企業業績や来期ガイダンスに注目が移り、これが支援材料になるとも。
米長期金利の動向、新型コロナに関する報道に対する市場の反応が徐々に鈍っていくか。
チャート形状的にも日経平均は、移動平均線チャートにおいて、75日移動平均線(28452円)をサポートに理想的なリバウンド見せた。
また、週足ベースでは、13週移動平均線(28863円)を維持と、同線サポートにしたトレンドを崩していない。
続き基調としては、上方向のままと予想する。
しかし、日経平均については、日銀が日経平均型のETFを買わなくなることがある。
日経平均より今後はTOPIX主導の面が強く、市場の強さはTOPIXの動向を見てとなりそうだ。
そのTOPIXのチャートを見ると、日経平均より強さを示している。
(足もと、25日移動平均線(1937.43pt)サポートにリバウンド、本日には5日線(1965.99pt)回復に(TOPIX終値は1198.58pt))
引き強き姿勢、大きく下げる場面は、中長期的な押し目買いの好機との見かたに変りなし。
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