今晩の米NASDAQの動向に注目、金利離れして落ち着きを取り戻すか。
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本日の東京市場は、前日の米株市場の動向から、グロース株が爆騰して日経平均も大幅上昇といった展開が期待されていた。
しかし、実際は、グロース株の戻りは恐る恐るに。
また、バリュー株についても上昇一服と本日はなり、結果的に、相場全体としては方向感が出ない展開となった。
ただ、ここは、ポジティブに見て、市場が冷静にあったと考える。
今晩の米株市場が前日の反動で売られたとしても、それに対するネガティブな反応は限られるだろう。
注目されるは、ハイテク株主体のNASDAQの動向、前日は、テスラ株の20％近い上昇となるなど強く切り返した。
今晩もしっかりの展開となり、米国の長期金利に神経質となる地合いに変化が出てくるかが注目される。
今晩米国では、2月の消費者物価指数が発表される。
来週(3/16～17)のFOMCまでの日程を考えると、同指標が金利の大幅な上昇や米株安を引き起こすことが無ければよい。
そうなれば、株式市場は徐々に金利離れして落ち着きを取り戻すことになるか。
チャートで見た日経平均は、5日移動平均線(28920円)が下値のサポート、節目29000円も維持した(終値は29036.56円)。
方向感の出ないなかでも、29000円付近で下値の底堅さは示されたかっこう。
いっぽうで、上値に関しては、25日移動平均線(29416円)が抵抗線、29500円が壁となりそうだ。
目先は25日線-5日線、29500円-29000円でもみあいか。
新興市場は本日、小じっかりの展開、ジャスダック、マザーズともに小幅に上昇。
時価総額上位銘柄が総じて軟調な値動きとなったいっぽうで、個別で材料があるものなどへの物色は活発にあった。
今後、連動性の高い米NASDAQの上昇など後押しあれば、物色にも広がりが見られるか。
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