日経平均の本日の反発は嬉しい誤算にあり、節目30000円どころでの底堅さが示された。
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本日の日経平均は大幅上昇 (日経平均の終値は496.57円高の30168.27円)。
前日の米株市場が想定以上に強く、東京市場も後を追う展開に。
後場には、米株高以外に材料に欠けるなか、値動きは落ち着くもしっかり。
日経平均は前日に割れた節目30000円や5日移動平均線(30050円)、日足一目均衡表の転換線(30065円)を即日で回復。
目先の調整が意識されるところにあったが、これを回避したかっこうだ。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、インフレ目標の達成には3年超の期間を要する可能性があるとの認識を示した。
これを受けてインフレ懸念が後退、金利が長期間にわたり低水準にとどまるという見通しを再確認。
当面、中長期的な株高が続くとの期待が改めて高まっているもよう。
また、テスラの急落時、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントが買い増したことが明らかになり急反発。
これも、株式相場の底堅さを象徴する動きと見られ、安心感につながっただろう。
足もと、日米とも高値警戒感がくすぶっていたなか、いったん急落を挟む必要が両市場ともにあったのだろう。
正直なところ、本日に日経平均が500円近い上昇で反発するとは予想できず、嬉しい誤算にあった。
結果的に、心理的な節目30000円どころでの底堅さが示されたと見る。
引き続き、米株市場の動向次第の面が強いが、下値への不安は解消されたなか、下げる場面では押し目買いとのスタンスで良いだろう。
新興市場も本日は上昇、前日に弱かったマザーズ指数が上昇し反発(マザーズ終値は18.60pt高の1238.31pt)。
移動平均線チャートの75日線(1226.05pt)サポートにリバンウドしたかっこうで目先の底打ちが意識される。
これも米株市場、連動性の強いNASDAQの動向次第ではあるが巻き返しへ、新興市場ふくめ中小型株の見直しに期待。
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