米FOMC(15-16日)、日銀の政策決定会合(17-18日)を控え、これら結果が出てくるまで、基本的には様子見姿勢が続きやすいか。
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本日の東京市場は、前場の早い時間帯にこそ、日経平均ふくめ主要指数はプラス圏で推移する場面もあったが続かず。
それ以外の時間帯は売り優勢にあり、安値圏での推移する時間が長くあった。
海外で相次ぐ規制措置の強化、国内でも「Go Toトラベル」の一時停止など、新型コロナ感染第3波の影響が国内外で広がっていることが、重しに意識されている。
患者の増加に伴い医療体制がひっ迫の度を強めており、更なる規制強化や自粛要請の拡大に踏み切らざるを得なくなる可能性もあるなか、今後も上値抑える要因になってきそうだ。
ただ、いっぽうで、ワクチンの普及、それに経済・金融面での支援策への期待も根強く支え要因、大きく崩れる動きも見られておらず、終盤に下げ幅を縮小してくる底堅さを本日も示していた。
そうしたなか、今週は、米FOMC(15-16日)、国内でも日銀の政策決定会合(17-18日)を控えており、これらへの関心度高く、期待もあるようで、これらの結果が出てくるまでは、基本的には様子見姿勢が続きやすいだろう。
コロナショック以降の株価は、金融緩和によって支えられており、実体経済よりも先走っている状況、ここで、期待に応じた内容が出てくるかどうか注目される。
そんな全体のムードをよそに、IPO(新規株式公開)ラッシュが本日よりスタート、29日までの約半月で26社、今週だけでも12社が新規上場する。
最近のソフトバンクG<9984>やテーマ株の賑わいを見ると、個人投資家の物色意欲の強さが窺え、積極的な取引参加が期待できる。
本日は、東証2部にビーイングＨＤ<9145>、マザーズにスタメン<4019>が新規上場。ビーイングＨＤ<9145>は公開価格を5割近く上回る初値を付けた、3割前後の上昇という予想が多かったことを踏まえると好スタート(終値は1239円)、スタメン<4019>についても公開価格880円の2.3倍に当たる2051円で初値をつけ、一時2243円に買われる場面あるなど好スタート(終値1866円)、引けでは両銘柄とも安値圏となったが、IPOラッシュは好調な滑り出しと言っていいだろう。
このまま、新規上場銘柄の好スタートが続けば、既存の上場銘柄に投資資金が還流することも期待される。
ただ、注意すべきは、新規上場銘柄には短期の値幅取りを狙った買いも多く入る、IPOが続くだけに資金の逃げ足の早さが警戒される。
また、新規上場銘柄の株価指数組み入れは翌月末となるため、その賑わいは株価指数に直接影響しない。
その他、個別で材料があるもの、国策追い風としたテーマ株への物色も見られており、個別の売買は活発。
指数の上値の重さの影響無く、勢いを増しているものも少なくない。
「再生可能エネルギー関連」、「水素関連」、「電気自動車関連」、「全固体電池関連」、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」この辺りがその代表格、これらに絡む銘柄の動向は続き注視、押し目などは積極的に狙っていきたいところ。
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