前場の日経平均は3日続落(72円安) 売り一巡後はいっていの底型さ示した
前日7日の米株市場は高安まちまち、ハイテク株主体のNASDAQは上昇も、NYダウが3桁下落(148.47ドル安の30069.79ドル)。
東京市場は、上昇したNASDAQのポジティブ材料よりも、下落したNYダウのネガティブ材料に反応、売り優勢でのスタートとなった。
日経平均は早い時間帯に一時、200円超えまで下落幅を拡大する場面もあった(220.36円安の26327.08円)。
ただ、売り一巡後は下げ渋って下げ幅縮小、33.23円安(26514.21円)まで戻す場面が見られた。
心理的な節目23500円どころではやや戻し一服となったが、2桁下落で前場の取引を終えている。
新興市場は、ジャスダック、マザーズともにプラス圏で前場引けとなった。
日経平均前場終値は-72.33円の26475.11円。
東証1部の出来高は5億301万株、売買代金は9705億円。
騰落銘柄数は値上がり1273銘柄、値下がり772銘柄、変わらず125銘柄。
業種別では値上がりが15業種、値下がりが18業種。
値上がりは建設、鉄鋼、その他製品など。
値下がりは空運、医薬品、石油・石炭など。
後場の見通し
日経平均は3日続落で前場引けとなっており、当面の天井感が出てきている感はある。
ただ、下げたところでは押し目買いも入っており、大きく崩れる気配はない。
しかし、売り一巡後の戻し試す場面では、心理的な節目26500円どころで重くあった。
後場、26500円に乗せ、プラス圏に浮上するような動きとなれば強い。
とはいえ、続き、上値おさえられるようなら、調整色が強まる可能性はある。
特段材料もないなか、時間外の米株先物やドル/円の動向次第となってくるか。
いっぽうで新興市場はプラス圏で前場引け。
マザーズは足元で強く売られていたが、テクカル面で売られ過ぎ示す指標も出てきており自律反発の動きに。
その他、堅調さが目立つのは半導体関連、米株市場で半導体銘柄で構成されるSOX半導体株指数(フィラデルフィア指数)が、最高値街道を走っていることなどが後押しとなっている。
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