前場の日経平均は小反落(31円安) 米株高受けて買い先行も続かず下げに転換
前日の米株市場が堅調、NYダウが185ドル高と反発したほか、NASDAQが史上最高値を更新するなど強くあったことなどがポジティブ視されて、本日の東京市場は買い優勢でのスタートとなった。
ただ、このところの急ピッチの上昇で高値警戒感も強くあるなか、時間外の米株先物が下落していることもあり、利益確定売りに上値を抑えられる格好となった。
日経平均は寄り付き直後に付けた102.36円高(26889.90円)が高値となり、売り買い交錯しながら、マイナスに転換すると、一時は、92.26円安の26695.28円まで押す場面も見られた。
その後は下げ渋りとはなったものの、戻りも限定されて31円安で前場引けとなった。
新興市場は高安まちまち、ジャスダックは小幅続伸、マザーズはプラス圏で推移する時間帯も長くあったが、小幅ながらマイナスで、5日ぶり反落で前場引け。
日経平均前場終値は-31.17円の26756.37円。
東証1部の出来高は5億8279万株、売買代金1兆2280億円。
騰落銘柄数は値上がり1201銘柄、値下がり851銘柄、変わらず121銘柄。
業種別では値上がりが26業種、値下がりが7業種。
値上がりトップはゴム製品、非鉄金属、海運。
値下がりはサービス、鉱業、情報・通信。
後場の見通し
日経平均は節目27000円意識した展開など期待されたが、買い先行もスタートが案外となったことから、利益確定売りが優勢、このところの急ピッチの上昇で高値警戒感が強くあるほか、時間外の米株先物が軟調にあることも重しとなった。
とはいえ、5日移動平均線(26631円)を下回ることもなく、大崩れする雰囲気もここまではない。
後場も、米株先物の動向など横目に、続き、5日線をサポートに、底型さを示せるかが焦点となりそうだ。
新興市場マザーズは、プラス圏で推移する時間帯も長くあったが、伸び悩みに。
チャート面では、日足一目均衡表の雲上限(1275.17pt)付近でのもみあい。
この水準を明確に上抜けてこれるがかが、目先の焦点(マザーズ前場終値は1257.95pt(5.06pt安))。
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