急ピッチの上昇に対する警戒はくすぶるも、売りを出す要素は乏しい、下げる場面あっても押し目買いが入りやすいと見る。
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来週の東京株式市場も堅調な展開が続くと期待される。急ピッチの上昇に対する警戒はくすぶるも、恐怖感に駆られて売りを出す要素は乏しい、下げても、健全な調整の一環とみなされ、押し目買いも入りやすいと見る。
注目されるは、米国の年末商戦の動向、予想通りEC売上高が大きく伸びているようだと、センチメントを明るくさせるか。
日経平均は今週の25日に26706.42円まで上昇、いったんはピーク形成が意識されたが、その後も基調は強く、この高値突破を射程圏内に、本日、今週の取引を終えた。
売り方にとっては相当厳しい需給状況。12月に入ると税金を意識した損益通算の売りが懸念材料になるが、買いが継続され、買い戻しが活発化した状態が続けば、これらも吸収できると予想する。
来週にも、1991年4月以来、29年ぶりに27000円を回復する可能性がじゅうぶんにあると見る。
来週の日経平均の予想レンジは26200円-27200円。
上値おさえる要因があるとすれば、急ピッチの上昇に対する過熱感への警戒や、新型コロナウイルスの感染拡大による影響など、また、月末月初の週で重要経済指標が目白押し、これらが調整の材料とされる可能性はある、現状はこの時が、押し目買いチャンスといったところか。
新興市場マザーズ指数は1200ptを挟んだのもみあいが続いている。チャート面でも、75日移動平均線(1196.12pt)がサポート線に意識されるいっぽうで25日線(1214.71pt)が上値抵抗線、相当に煮詰まり感が高まってきているなか、25日線突破となれば、大きなトレンドが出やすいタイミングにはある(マザーズ終値は1211.00pt)。
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