前場の日経平均は大幅5日続伸(473円高) 米先物高など後押しに上値追いの展開
週明けの東京市場は朝方から買い優勢の展開となった。先週末6日の米株市場は高安まちまちにあったものの、民主党のバイデン氏が現地7日に米大統領選で当選を確実として勝利を宣言、米大統領選挙の不透明感が後退したことなどが後押し、時間外の米株先物が堅調に推移していることなどがポジティブ材料視された。
また、米大統領選挙の不透明感が後退したことで、売り方の買い戻しの急ぎなども後押しに。
スタートした他のアジア株も堅調に推移しており、リスクオンムードが強まったかっこうにもある。
日経平均は、買い先行後も上げ幅拡げて、一時は500円超えの上昇、24800円台に乗せる場面も見られた。
その後、やや伸び悩みも、高値圏での推移が続き、24800円付近で前場の取引を終えている。
新興市場も堅調に推移しており、ジャスダックが4日続伸、マザーズは反発で前場引けとなった。
日経平均前場終値は+473.99円の24799.22円。
東証1部の出来高は5億6522万株、売買代金は1兆2081億円。
騰落銘柄数は値上がり1168銘柄、値下がり916銘柄、変わらず84銘柄。
業種別では値上がりが26業種、値下がりが7業種。
値上がりトップは精密機器、海運、輸送用機器。
値下がりは空運、鉱業、医薬品など。
後場の見通し
日経平均は上値追いの展開となっており、前場は一時は500円超えの上げ幅、そのまま高値圏で引けた。
24800円付近、節目25000円回復が意識される水準にある。
堅調にある時間外の米株先物が一段高ともなれば、後場にも節目を試す可能性もあるか。
ただ、短期的には過熱感を高めてもおり、25000円に迫る場面では上値重い見かた。
また、後場はややダレる可能性もあるだろう。
とはいえ、押し目狙いの投資家も多いと見られ、下値はしっかりとしそうだ。
その他、新興市場も堅調に前場引けとなっている。
マザーズ指数は反発となり、移動平均線チャートの25日線(1271.98pt)に迫る動きに。
同線回復から一段と騰勢強めるか(マザーズ前場終値は1262.52pt)。
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