マザーズは下落も5日線と25日線がゴールデンクロスとチャート形状が好転。下げの目立った「バイオ株」リバウンドとなるか。
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日経平均は下落幅こそ小幅だったものの続落。前日、本日と米国株市場は堅調だったが、その流れに乗れるずにあった。
今週のここまでは、週初こそ強くあったが、心理的な節目22500円、また25日移動平均線(22512円)が抵抗線となったかっこうにある。
明日も米雇用統計を週末であることに加えて3連休控えていることから積極的な買いは向かいづらいいっぽうで、米株が強い基調にあるため売り方も積極的にはなりにくか。
下値は、直近の安値が23350円どころに集中しており、この水準では下げ渋る見かたであると同時に、そこでは下げ止まっておきたいところ(4日安値22379円、5日安値22356円、6日安値22362円)、(日経平均の終値は22418.15円)。
懸念されるのは本日の東証一部の売買代金は2兆円を下回るなど薄商いにあった。明日も薄商いになると予想されるなか、仕掛け的な売りなどに注意、ドル/円が円高が進んだ場合などに、その場面が出来てそうだ。
新興株市場も本日はジャスダック、マザーズともに下落となり、ともに4日ぶり反落に。日経平均の下落に連れ安となったほか、前日まで3日続伸となっていたこともあり、明日の週末を待たずして利益確定売りが優勢となったもよう。
また、連動性の強い東証1部で半導体などのハイテク株に下げるものが多かったことで、新興市場は本日、物色の対象外となったか。
ただ、決算を材料視とした売買は活発にあったなど物色意欲は衰えていないと見れるほか、「クラウド関連」の上昇などが下支え要因に。
マザーズは5日線(1003.03pt)が25日線(995.48pt)超えゴールデンクロスとチャート形状が好転、テクニカル面での後押しも意識されそうにある(マザーズ終値は1023.14pt)。
今日の下げ、また明日も売り優勢となっても5日線を維持していれば、ちょうど良いスピード調整と見れそうだ。
指数のチャート形状が好転するなか、下げの目立った「バイオ株」のリバウンドが期待されるほか、変らずコロナウイルス感染拡大への警戒が残るなかでもあり「巣ごもり関連」や「テレワーク関連」なども、一端は利益確定売りに押されてもスピード調整にとどまりリバウンドしそうだ。
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