後場の見通しをお伝え致します。
前場日経平均は大幅続伸(296円高) 一時伸
び悩みも高値圏で前場引け
前日17日の米株市場がFRBがコマーシャル
ペーパー(CP)を購入する緊急措置を発動す
ると発表したことや、トランプ政権が1兆
ドル規模の景気刺激策を打ち出したことな
どが好感されて大幅反発に。
東京市場は米株の大幅反発した流れから、
朝方から買いが先行した。
前場の早い段階で、385.31円高(17396.84
円)まで上昇する場面が見られた。
買い一巡後は、時間外取引での米株先物の
下落が重しになるなどし、19.42円高(1703
0.95円)まで押し戻される場面があったもの
の、その後は持ち直しの動きとなり、300円
近くの上げ幅で前場の取引を終えている。
日経平均前場終値は+296.80円の17308.33円。
東証1部の出来高は12億3187万株。
騰落銘柄数は値上がり1477銘柄、値下がり
643銘柄、変わらず45銘柄。
業種別では値上がりが30業種、値下がりが
3業種。
値上がりトップは化学、海運、精密機器。
値下がりは鉱業、倉庫・運輪、不動産のみ。
後場の見通し
日経平均はプラス圏で上下動を繰り返し、や
や値動きの荒い展開となっている。
新型コロナウイルスの感染者数が増え続けて
いるなかで強きになりきれず、米先物安など
が重しになっているもよう。いっぽうで、米
トランプ政権が1兆ドル規模の景気刺激策の
検討を始めるなど、政策が出てきただけに、
ここから更に売り続けるのはリスクが伴うと、
売り方も思っているのだろう、現状は買戻し
が優勢にある見かた。
後場もこのまま買戻しが継続され、プラス圏
での推移が続く見通し。
ただ、テクニカル面で日経平均は、5日移動
平均線(17462円)にもとどいていない状況に
あり、上値の重さが意識されれば、売り優勢
に傾く可能性も残るか。
逆に5日線に迫り、超えるような動きが出て
くれば、買いに勢いがつきやすいところだが、
ここまでの米先物などの動向を見るかぎり本
日のところは厳しそうにはある。
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