後場の見通しをお伝え致します。
前場日経平均は3日続落(150円安) 売り一巡
後は下げ渋り
本日の東京市場は朝方から売り優勢の展開に。
先週末14日の米株市場が高安まちまちであっ
たなど、買い材料に乏しいなか、日本国内の
新型肺炎の感染拡大への警戒感が強まってい
るなどし、重しとなった。
寄り前に発表された2019年10-12月期のGDP
速報値が年率換算で6.3%減と大幅に悪化した
こととも嫌気されたもよう。
ヘッジファンドなど短期筋から先物に売り仕
掛けの動きも見られ、日経平均は一時、300
円超えの下落幅となる場面も見られた。
しかし、その後は下げ渋り、ドル/円が109
円後半で、落ち着いた動きにあるほか、中国
株のスタートがしっかりとしていたことなど
が、下支えになったもよう。
日経平均は、約150円の下落幅で前場引けと
なっている。
日経平均前場終値は-150.56円の23537.03円。
東証1部の出来高は6億1761万株、売買代金
は1兆296億円。
騰落銘柄数は値上がり269銘柄、値下がり1
839銘柄、変わらず52銘柄。
業種別では値上がりが2業種、値下がりが3
1業種。
値上がりはゴム製品、水産・農林のみ。
値下がりトップは空運、金属製品、海運。
後場の見通し
日経平均は、下値メドも見ていた5日-6日の
マド埋め(5日ザラ場高値23414.69円)、この
水準で下げ渋ったかっこうで、前場引けとな
った。
その他、75日移動平均線(23489円)上で、前
場引けとなっており、後場は同線がサポート
線に機能しそうだ。
ただ、前場終値時点で25日移動平均線(2364
6円)が下向きに転換しており、上値も続き重
い見かた。
今晩の米国株が休場であることもあり、買い
手控え要因、積極的な売買は限られそうだ。
相場環境は不安定ではあるものの、ここまで、
パニック的な流れにはなっていない。
市場の新型肺炎への関心は直近、封じ込めに
あり、感染者がピークアウトするようであれ
ば、決算と重なり、イレギュラー的に売られ
た銘柄などに、押し目買いなどが入れやすい。
押し目狙いのタイミングを冷静に見極めたい
ところ。
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