週明けの東京市場は、朝方から売り優勢の
展開にあった。
先週末31日の米株市場は大幅下落、為替ド
ル/円も先週末と比べると円高で推移して
いたことなどが重しに。
日経平均は寄り付きから300円超えの下落
幅、一時は400円超えまでの下落幅を広げ
る場面など見られた。
しかし、その後は下げ渋りに。1/24から春
節(旧正月)で休場だった中国株式市場の取
引が再開、上海総合指数の下げ幅は想定内
にとどまり、日経平均は前場、223.19円安
の22981.99円で終えていた。
後場、値動きは落ち着き、23000円近辺で
のもみあいとなるなか、引け間際に売りが
出て、終値では23000円を若干下回った。
日経平均終値は-233.24円の22971.94円。
東証1部の出来高は13億5797万株、売買代
金は2兆5654億円。
騰落銘柄数は値上がり437銘柄、値下がり1
658銘柄、変わらず64銘柄。
業種別では値上がりが1業種、値下がりが3
2業種。
値上がりは電気・ガスのみ。
値下がりトップは海運、証券・商品、非鉄
金属。
引き続き、新型コロナウイルスに伴う世界
経済減速の懸念が意識されるなか、売り優
勢の展開にあった東京市場。
ただ、警戒されていた中国株式市場が想定
内の下げ幅にとどまるなどし、売り一巡後
はいっていの底型さを示した。
テクニカル面での日経平均は、日足一目均
衡表の雲下限(22700円)や26週移動平均線
(22693円)が支持線として機能しているか
っこうで下げ渋りに。
明日以降も続き、新型肺炎に対する不透明
感は引きずったまま、中国株やドル/円の動
向などに振り回される展開にあろう。
ただ、中国も他の国も景気下支えに向けて
金融政策や財政政策で手を打ってくる。
そうした流れが強まってくれば、株式市場
にとっては長期的にはプラスとの見かたが
できる。
目先、一目の雲下限、26週線などサポート
に、次第に落ち着きが見られてもいいとこ
ろか。
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