朝方から買い優勢の展開に。先週末25日
の米株市場がインテルの大幅高や米中交
渉進展期待を背景に強い上昇となったこ
とが好感されたかっこう。
日経平均は買い先行した後は、22800円
台での小動きな展開が続いたものの、
買い気は強く、後場中盤に96.41円高、
22896.22円まで上昇した。
その後は一服となり、22800円台後半で
推移して大引けとなった。
日経平均終値は+67.46円の22867.27円。
東証1部の出来高は10億1465万株、売
買代金は1兆8180億円。
騰落銘柄数は値上がり1096銘柄、値下
がり958銘柄、変わらず101銘柄。
業種別では値上がりが17業種、値下が
りが16業種。
値上がりはゴム製品、海運、証券・商
品など。
値下がりは保険、水産・農林、食料品
など。
日経平均は連日で年初来高値更新が続
いており、強い基調のままにある。
先週末25日に、米インテルが好決算を
発表して急伸、半導体関連株が物色さ
れた流れが、東京市場で続き、全体相
場を押し上げたもよう。
ただ、日米金融政策に市場の関心が集
まるなか、上値追いには慎重姿勢、様
子姿勢の面も強く、東証一部の売買代
金は2兆円割れとなった。
明日に注目されるのは、引け後に決算
発表したファナック<6954>の動向、
指数寄与度も高く、動向を注視。
ファナックは、通期見通しを引き下げ
るなど、内容は悪いが、引き下げ幅は
小幅なもので、悪材料出尽くしとなる
かといったところ。
売り圧力が限定的であれば、外需を中
心に景気敏感株を物色する流れが一段
と強まる可能性あり。
その他、新興市場も堅調、ジャスダッ
ク、マザーズともに6日続伸となって
いる。
出遅れていた新興株市場中心に中小型
株の値動きも良い。
「5G関連」や「AI関連」などの定番の
人気テーマ株。
また、直近賑わっている「量子コンピ
ューター関連」や「リチウムイオン電
池関連」などの動向注視、続き物色対
象となりそうだ。
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