朝方から売り優勢の展開にあった、先週末
5日の米株市場が、6月米雇用統計で非農
業部門の雇用者数が予想を上回る増加とな
り、米国の大幅利下げ期待が後退、米株が
下落した流れを引き継いだかっこう。
為替ドル/円が円安にあったことから、下
支えになると見られたものの、そうとはな
らず。
日経平均は早々に3桁の下落となり、その
後も下落幅は拡がる展開に、前場は21548.
36円(200.82円安)で引けていた。
中国・上海総合指数の大幅安となったこと
なども重しとなったもよう。
後場も軟調な展開は続き、終盤には、2149
9.57円(246.81円安)まで下押す場面が見ら
れた。
日経平均終値は-212.03円の21534.35円。
東証1部の出来高は10億7838万株、売買
代金は1兆6953億円。
騰落銘柄数は値上がり402銘柄、値下がり
1676銘柄、変わらず69銘柄。
業種別では値上がりが3業種、値下がりが
30業種。
値上がりはゴム製品、鉱業、銀行のみ。
値下がりトップは水産・農林、医薬品、繊
維製品。
日経平均は先週に大きく水準を切り上げて
いた反動もあって、先週末5日米株安をき
っかに利益確定売りが出たかっこう、場中
は中国株安や円が強含みとなったことが重
しなり、終日軟調にあった。
上を買う材料が見当たらず、外部環境への
不透明感が強いなか、週明けの今晩の米株
市場の動向を見極めたいとの動きもあった
のだろう。
下値は、節目21500円近辺まで下げて大引
け、この節目は維持しており、この水準で
反発となれば、理想的なリバウントと見れ
る、5月の大型連休明け後にあけたマド(2
1639円-21875円)を埋めれば、節目22000
円も視野に入るところ。
その他、個別では、中小型物色意欲は旺盛
で、商い伴い値を飛ばす銘柄もあり、日経
平均の下落程、相場全体の雰囲気としては
悪くない見かた。
続き中小型株部物色の展開は続き、また、
小売決算のピークのなか、それら好業績銘
柄などが、相場全体の下値支えとなりそう
だ。
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