前日の米株は上昇はしていたものの、ドル
/円が円高方向にあったことなどが嫌気さ
れて、日本株は米株高の流れに乗れず、朝
方から売りが先行した。
円高に加えて、中国・上海総合指数の下げ
も重しとなり、日経平均は下落幅を3桁に
拡げて、前場の取引を終えていた(前場終
値21608.73円(145.54円安)。
後場も弱い基調が続いていたなか21500円
台に突入したところで下げ止まり(本日安
値21566.65円(187.62円安)。
ただ、弱い基調に変りなく、安値圏でのも
みあいが長く続いた。
しかし、引けにかけては買い戻しが入り、
やや下げ幅を縮めて、この日の取引を終え
た。
日経平均終値は-116.11円の21638.16円。
東証1部の出来高は10億890万株、売買代
金は1兆9222億円。
騰落銘柄数は値上がり995銘柄、値下がり
1067銘柄、変わらず87銘柄。
業種別では値上がりが8業種、値下がりが
25業種。
値上がりは水産・農林、電気・ガス、小売
りなど。
値下がりトップは石油・石炭、鉱業、精密
機器。
日経平均は円高をきっかけに上昇一服となり、
終盤に下げ渋る動きはあったもの、戻り鈍く
引けた。
主力大型株の弱い値動きが目立ち、ファスト
リ<9983>は上昇となったものの、いっていの
下支えになる程度にとどまった。
基本的には、米中貿易摩擦の最悪の深刻化ま
で織り込み下落していた日経平均は、それを
回避して、ここまで戻してきた、米中貿易に
絡んでの悪材料が出てこない限り、下には振
れにくい見方にある。
ただ、商い低調のなか、3日の米市場が独立
記念日前の短縮取引となるほか、4日が独立
記念日で休場、海外勢のフローが限られ、よ
り商いは膨らみづらい、そんな状況下のなか、
先物主導で振らされる可能性があり、注意し
たいところ。
また、米国中心に海外金融政策などに向いて
いるなか、週末に米雇用統計と重要指数の発
表を控えており、積極的上値は追いにくい、
やや下方向へ振れ動きの方に注意しておくべ
きにありそう。
物色に関しては、材料株やテーマ株の一部な
どへは向かっており、その展開が続く見通し。
5G関連やバイオ関連、AI(人工知能)関連など
の値動き良く、トレンドが上方向へ乗ってい
るものは、しっかりおさえておきたいところ。
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式発行者の経営・財務状況の変化及びそれら
に関する外部評価の変化等により、売買に支
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