伝え致します。
日経平均は売り一巡後は下げ渋り 基本的に
は米中首脳会談控え様子姿勢だった
前日27日の米株市場はおおむね堅調にあっ
たものの、NYダウは小幅ながら下落。
また、為替ドル/円が前日の108円台から1
07円台後半と、やや円高に振れていたこ
とがあり、本日の日本株はその分、売り優
勢でスタート、その他に日経平均が前日に
大幅上昇となっていた反動もあったもよう。
売り先行後、基本的には明日の29日に予
定される米中首脳会談を控えて様子姿勢の
なか、中国・上海総合指数が軟調に始まっ
たことなどから売りが強まり、前場は212
20.52円(117.65円安)で引けていた。
後場は、この日の安値を付けてのスタート
(21199.85円(138.32円安)となったもの
の、その後は下げ渋って引けにかけては値
を戻し2桁の下落幅にとどまり、この日の
取引を終えた。
日経平均終値は-62.25円の21275.92円。
東証1部の出来高は11億5127万株、売買
代金は2兆621億円。
騰落銘柄数は値上がり800銘柄、値下がり
1235銘柄、変わらず113銘柄。
業種別では値上がりが10業種、値下がり
が23業種。
値上がりは電気・ガス、精密機器、水産・
農林。
値下がりトップは石油・石炭、証券・商
品、鉱業。
来週の見通し
週明けは、明日29日の米中首脳会談の結果
を受けての展開、週初には大きな動きがあ
ると予想されるところ。
会談が物別れに終わった場合には、米国の
利下げや各国の経済対策への期待が高まる
ことから、下はあっても一時的となるかと
いったところ。
友好ムードで進めば素直に堅調な展開が期
待されるが、米国とイランの対立などそれ
以外の問題がくすぶっていることから、楽
観一辺倒には傾きづらいとの見方もされて
いる。
また、週末には米6月雇用統計の発表が控
えており、7月にアメリカの利下げが実施
されるかどうかと見られているなか、注目
の指標にあたる、今週はG20や米中首脳会
談を前に様子見姿勢が強かったが、来週は
米雇用統計を前に様子見姿勢となる可能性
が高いか。
来週の日経平均の予想レンジは20700円-
21600円。
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