前日24日の米株市場が高安まちまち様子
見姿勢の強い展開となっていた流れから、
日本株も朝方は様子見姿勢の強くスター
トしていた。
日経平均は売り買い交錯、売り先行後に、
プラス圏に浮上する場面なども見られて
いた。
ただ、中国・上海総合指数安や円高が重
しとなりマイナス圏に沈み、前場は2124
1.28円(44.71円安)で引けていた。
後場、昼休み時間帯にトランプ米大統領
が、日本との安全保障条約を破棄する可
能性についての考えを側近に示していた
ことが分かったとの報道が嫌気され、下
げ幅を3桁に拡大してスタート、その後
に円高が一段と進み、ドル/円が106円台
に突入したことなどから警戒ムードが強
まると、日経平均は、21114.47円(171.5
2円安)まで値を落とす場面が見られた。
ただ、引けにかけては買い戻しも入り、
下げ幅を2桁に縮めて終えている。
日経平均終値は-92.18円の21193.81円。
東証1部の出来高は10億2985万株、売買
代金は1兆7305億円。
騰落銘柄数は値上がり821銘柄、値下がり
1209銘柄、変わらず114銘柄。
業種別では値上がりが9業種、値下がりが
24業種。
値上がりはバルブ・紙、倉庫・運輪、陸運
など。
値下がりトップは鉱業、証券・商品、電気
・ガス。
日経平均は後場から、トランプ米大統領の
発言報道などから売りが強まったかっこう。
売り一巡後は下げ渋ったものの、テクニカ
ル面では、移動平均線チャートにおいて、
再び5日線(21307円)を割れたかっこう、
節目21000円どころに位置する25日線(21
041円)近辺までの押しが再び意識されそう
にある。
ただ、やはり週末のG20を控えて下は売り
込みづらい需給状況に変りなく、その水準
での下値はしっかりとしてそうだ。
また、個別では個別材料を手掛かりとした
物色が活発、外部環境の影響を受けにくい
中小型株などへは、続き資金が向かいそう
だ。
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