後場の見通しをお伝え致します。
前場日経平均は続落(119円安) 買い優勢の場
面も見られるも続かず
前日の米株市場が上昇、NYダウは500ドルを
超える下落から持ち直し、34ドル高で引けて
いた。
米株の持ち直し、また為替ドル/円も円安方向
にあったことなどが好感されて、本日の日本
株は買い優勢でのスタートとなっていた。
しかし、買い一巡後は売り優勢に傾き、一時
は21062.31円(157.19円安)まで値を下げる
場面が見られた。
その後、中国の劉鶴副首相と米財務長官らが
電話会談し、米中首脳の合意事項の実施につ
いて意見交換をしたと中国商務省が明らかに
したことなどがあり、日経平均は再びプラス
圏に浮上する場面なども見られた。
ただ、買いは続かず再びマイナス圏に沈み、
前場の取引を終えている。
日経平均前場終値は-119.20円の21100.30円。
東証1部の出来高は7億3929万株、
売買代金は1兆1948億円。
騰落銘柄数は値上がり357銘柄、値下がり
1710銘柄、変わらず56銘柄。
業種別では値上がりが5業種、値下がりが
28業種。
値上がりは情報・通信、空運、その他製品
など。
値下がりトップは石油・石炭、鉱業、機械。
後場の見通し
前場の日経平均はプラス圏で推移する場面も
見られたが、週末に先物オプション特別清算
指数算出(メジャーSQ)が控えており、波乱が
警戒されている。
SQ算出までは需給環境面でも不安があり、強
きになりにくいといったところか。
ここのところセンチメントの悪化により、外
部環境の影響が限られている中小型株も軟調、
新興市場のジャスダック、マザーズともにマ
イナス圏で前場の取引を終えている。
後場も変わらず、相場全体、軟調な展開が続
きそうだ。
ただ、需給面では、ヘッジファンドが米感謝
祭後はクリスマス休暇に入ることによって、
売りが一巡してくる見かた。
それを見越した買いが、いってい程度の下支
えにはなるかといったところ。
外部環境の影響を受けにくい中小型株、連れ
安となっている好業績株や材料株などは冷静
に拾っておきたいところではある。
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