11/14 東京市場概況をお伝え致します。
前日の米株市場でNYダウが3日続落となる
などさえない展開となっていたが、日経平
均が前日(13日)の取引で450円超えの下落
となっていたことなどから、押し目買いが
入り、買いが先行した。
日経平均は一時、200円近く上昇し、21000
円手前まで戻していた(21990.41円(179.89
円高)。
しかし、その水準では上値を抑えられ、上
げ幅を縮小、しばらくは、プラス圏での推
移となっていたが、前場引けにかけてマイ
ナス圏に沈んだ(日経平均前場終値は21784.
17円(26.35円安)。
後場、プラス圏を回復してスタートしたも
のの、上値は重い展開、ただ、下げれば買
われるという、方向感に欠ける展開、終盤
にかけては前日終値を挟んでやや荒い動き
も見られたが、最終的には35円高と小反
発でこの日の取引を終えた。
日経平均終値は+35.96円の21846.48円。
東証1部の出来高は14億3201万株、
売買代金は2兆4905億円。
騰落銘柄数は値上がり756銘柄、値下がり
1292銘柄、変わらず63銘柄。
業種別では値上がりが16業種、値下がりが
17業種。
値上がりは電気・ガス、空運、金属製品な
ど。
値下がりは不動産、卸売、医薬品など。
日経平均は方向感に欠ける展開で引けた。
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席
が、11月末にブエノスアイレスで開かれる
主要20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせ
て会談する予定であり、これを見極めたい
として、続き米中貿易摩擦の動向が意識さ
れており、積極的なポジションは取りづら
いといったところか。
また、英国のEUからの離脱をめぐり、離
脱条件などを定めた協定案について、英国
とEUが事務レベルで暫定合意。メイ首相
は14日、緊急閣議を開いて離脱案につい
て協議すると伝えられており、この行方を
見極めたいとした動きもあったのだろう。
テクニカル面での日経平均は、前日空けた
マド(21892.29円-22046.29円)を埋め切れ
ずと、戻り売り圧力の強さを感じさせる。
その他、日足一目均衡表の転換線(22034
円)などが抵抗線に意識された見かた。
この転換線や日足一目均衡表の基準線(22
280円)を回復出来るかが、目先の焦点と
なりそうだ。
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