9/10東京市場概況をお伝え致します。
トランプ米大統領が先週末7日、中国に新た
な関税を課す可能性に言及したことで、米通
商政策への懸念が継続、日本株は朝方から売
りが先行した。
しかし、為替が落ち着いていることや日経平
均が前日まで6日続落していた反動などもあ
り、下値限定的。
日経平均は売り一巡後、プラス圏に浮上して
22382.53円(75.47円高)まで上昇する場面が
見られた。
とはいえ、外部環境が不安定のなか、上値を
追う動きも見られず、その後は前日終値を挟
んでもみあい、小幅高で前場の取引を終えて
いた(前場終値はの22314.36円(7.30円高)。
後場はプラス圏でしっかりとした展開、終盤
には強含み、この日の高値を付けると、その
まま高値圏で、本日の取引を終えた。
(本日高値22396.88円(89.82円高)
日経平均終値は+66.03円の22373.09円。
東証1部の出来高は11億1612万株、
売買代金は1兆8752億円。
騰落銘柄数は値上がり1202銘柄、値下がり
808銘柄、変わらず97銘柄。
業種別では値上がりが21業種、値下がりが
12業種。
値上がりトップは保険、鉱業、海運。
値下がりは陸運、化学、ガラス・土石など。
日経平均は前日まで6日続落と短期的な売
られ過ぎが意識されたほか、PERから割安
感もあると見られており、下値底型い動き
となっている。
チャート面では、日足一目均衡表の雲下限(
22237円)が目先の下目メドとして見られて
いるもよう。
ただ、下値が底堅いいっぽうで上値も追い
づらい、続き貿易摩擦への懸念が根強く外
部環境が不透明。
また、今週末にはメジャーSQを控えており、
積極的な売買は手控えられやすいといった
ところ。
そんななか、期待されるのは新興市場を中
心とした中小型株。
本日はマザース、ジャスダックともに4日
ぶり反発となった。
直近は売り優勢にあったマザーズだが、10
00Ptどころで下げ渋ったことで、この水準
が目先の下値メドとして強く意識されると
見られる。
このまま切り返す展開が期待されるなか、
前回の上昇時に上値を抑えられた日足一目
均衡表の雲(雲下限1040pt-雲上限1081pt)
を突破できるかが焦点となりそうだ。
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