9/5東京市場概況をお伝え致します。
前日の米株市場が売り優勢の展開にあったことなどがから、日本
株も朝方から売りが先行した。
米国とカナダの北米自由貿易協定(ＮＡＦＴＡ)再交渉の動向、米
中貿易摩擦の再燃などを警戒された。
また、上海総合指数など中国株が軟調にあったことも場中は重し
となった。
その他、関西国際空港の閉鎖が続き、関連銘柄が売られたことも
重しとなったもよう。
日経平均は前場を22631.17円(65.73円安)で引けて、後場に一段
安、一時は22570.52円(126.38円安)まで値を下げた。
その後、日銀のＥＴＦ(上場投資信託)買い観測を支えに下げ幅を
縮小する場面まで見られたが戻りは限定的、大引けにかけて再び
売りが強まり、安値圏で本日の取引を終えた。
日経平均終値は-116.07円の22580.83円。
東証1部の出来高は12億3444万株、
売買代金は2兆2644億円。
騰落銘柄数は値上がり701銘柄、値下がり1297銘柄、
変わらず107銘柄。
業種別では値上がりが4業種、値下がりが29業種。
値上がりは鉱業、バルブ・紙、金属製品、倉庫・運輪のみ。
値下がりトップは情報・通信、不動産、化学。
日経平均は5日移動平均線(22743円)を上値抵抗に意識、25日移動
平均線(22513円)に接近する格好となった、この水準で調整一巡、
切り返しておきたいところにある。
新興市場も前場こそしっかりの展開となっていたが、地合いの悪
化により、本売り優勢の展開、ジャスダック、マザーズともに反
落となった。
直近の安値近辺で買った短期投資家など利益確定に一端押された
かっこう。
テクニカル面では、マザーズは続き、日足一目均衡表の雲下限に
上値を抑えられた形となった。
ただ、転換線が目先の下値サポートに意識される見通し。
続き、目先は雲に差し掛かって雲突破を試す展開へと期待、雲突
破となれば上昇トレンド転換。
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