8/24東京市場概況と来週の見通しをお伝え致します。
24日概況 日経平均は大幅4日続伸(190円高) 後場一段高で22600
円台回復
前日の米株市場は軟調も為替ﾄﾞﾙ/円が円安方向に振れていたこと
などが好感、日本株は朝方から買いが先行した。
日経平均は節目22500円回復、その後は伸び悩むも高値圏でもみあ
い、しっかりとした展開で22488.68円(77.86円高)で前場の取引終
えていた。
後場は再び22500円に乗せ一段高、22600円を回復(高値22602.24円
(191.42円高))、その後も高値圏での推移が続き、終値でも22600
円に乗せた。
円安に連動する先物買いに加えて、個人の物色意欲も回復、9月中
間期末の配当権利取りなども意識され始め、買いが強まっと見ら
れる。
日経平均終値は+190.95円の22601.77円。
東証1部の出来高は9億8377万株、
売買代金は1兆7634兆億円。
騰落銘柄数は値上がり1497銘柄、値下がり515銘柄、
変わらず92銘柄。
業種別では値上がりが26業種、値下がりが7業種。
値上がりトップはバルブ・紙、サービス、情報・通信。
値下がりは鉄鋼、非鉄金属、空運など。
来週の見通し。
注目度の高いジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事
会(ＦＲＢ)議長の講演は、ＦＯＭＣ(連邦公開市場委員会)議事録
と同様に、上下の両方向のリスクに言及する形になるとの見かた
が多勢、株価への影響は限定されそうだ。
日経平均は本日、節目22500円を回復して22600円まで値を伸ばし
て引けており、週明けも強き相場継続との期待はある。
ただ、引き続き商いは低調で、本格的にトレンドが上方向へ振れ
てきた判断しにくい。
薄商いのなかでは、上値を伸ばしても節目23000円手前では伸び悩
むことになりそうだ。
また、米中貿易摩擦への懸念は根強く、米国では政治リスクが浮
上している。
そうした外部環境の不透明感が上値を圧迫すると警戒したいとこ
ろ。
変わらず外部環境の影響を受けにくい中小型株、売られ過ぎあっ
た新興市場の銘柄などが物色対象となりやすいだろう。
来週の日経平均の予想レンジは22000円-23000円。
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