あすはThe Dayなるか!
今日は発達中の低気圧の北上で日本海側山沿いははだいぶ積もったみたいです。ほかもどうなんでしょう。

《6日9時の予想天気図》
あすも北西よりの風に支配される冬型です。7日にかけてさらに強化される予報です。
札幌近郊やニセコは降雪の条件は整っています。
しかし風予報では残念ながら北西の風が15m/sと強めのようです。
風のあるときは雪は空から一様に降ってくるように見えますが、積もるときは極めて不均等に積もります。
また降雪がなくても雪面上の雪は風速4~7m/sで転動を初めて、10m/sともなれば雪が舞い上がり地吹雪になります。22m/sを越えると大きく吹きあげられるために逆に移動は少なくなります。
吹きさらしの部分は最初の2時間でおおむねの雪が飛ばされてしまうということです。(『雪崩リスクマネジメント』より)
飛ばされた雪は風下側の反転流のできるようなところに厚く堆積します。飛ばされた雪は結晶が砕かれてばらばらになるので積もるときは空隙が少なく、緻密な組成のスラブを形成します。緻密な感じは(正確ではないけど)雪庇を組成している雪を想像してもらうとわかると思います。
スラブは板として振舞うと昆虫の殻のように強度のある支えとなることもありますが、衝撃をより遠くまで伝えたり、広範囲でズレ落ちたりする一面もあります。
また風成のスラブを作る「風」は吹いたり止んだりします。総観天気図や風予想図などで想像するとずっと一様の風が吹いているように感じますが、実際は風には小さなリズムや大きなリズムで止み間があります。嵐の中で積もったはずの雪でも掘ってみればなぜか空隙の大きいところがありします。こればっかりは現地で掘って触って叩いてみなければわかりません。
風の強い日は尾根の風下側など緻密な雪が積もっているところは用心です。
歩きながら木の枝や風の作る模様から地形を卓越する風の向きを読む観察力が必要でしょう。あとは吹雪の中でもめんどくさがらずに雪にスコップを入れることも大切です。
自信がなかったらやめてけえる。怪しければがっつり斜度を落とすか尾根上を慎重にいくしかありません。
もちろんスラブは風だけでなく時間と共に雪が締まっていく過程でも形成されます。原則的には雪が締まっていけば安定するのですが、もともとの雪粒・雪が堆積したときの気温・堆積後の降雨や日照をはじめとする気象条件により締まりの進行に差が出ます。差異のある雪の板の重なりの上に立っていると考えればよいとおもいます。これについてはまた別に。

《6日9時の予想天気図》
あすも北西よりの風に支配される冬型です。7日にかけてさらに強化される予報です。
札幌近郊やニセコは降雪の条件は整っています。
しかし風予報では残念ながら北西の風が15m/sと強めのようです。
風のあるときは雪は空から一様に降ってくるように見えますが、積もるときは極めて不均等に積もります。
また降雪がなくても雪面上の雪は風速4~7m/sで転動を初めて、10m/sともなれば雪が舞い上がり地吹雪になります。22m/sを越えると大きく吹きあげられるために逆に移動は少なくなります。
吹きさらしの部分は最初の2時間でおおむねの雪が飛ばされてしまうということです。(『雪崩リスクマネジメント』より)
飛ばされた雪は風下側の反転流のできるようなところに厚く堆積します。飛ばされた雪は結晶が砕かれてばらばらになるので積もるときは空隙が少なく、緻密な組成のスラブを形成します。緻密な感じは(正確ではないけど)雪庇を組成している雪を想像してもらうとわかると思います。
スラブは板として振舞うと昆虫の殻のように強度のある支えとなることもありますが、衝撃をより遠くまで伝えたり、広範囲でズレ落ちたりする一面もあります。
また風成のスラブを作る「風」は吹いたり止んだりします。総観天気図や風予想図などで想像するとずっと一様の風が吹いているように感じますが、実際は風には小さなリズムや大きなリズムで止み間があります。嵐の中で積もったはずの雪でも掘ってみればなぜか空隙の大きいところがありします。こればっかりは現地で掘って触って叩いてみなければわかりません。
風の強い日は尾根の風下側など緻密な雪が積もっているところは用心です。
歩きながら木の枝や風の作る模様から地形を卓越する風の向きを読む観察力が必要でしょう。あとは吹雪の中でもめんどくさがらずに雪にスコップを入れることも大切です。
自信がなかったらやめてけえる。怪しければがっつり斜度を落とすか尾根上を慎重にいくしかありません。
もちろんスラブは風だけでなく時間と共に雪が締まっていく過程でも形成されます。原則的には雪が締まっていけば安定するのですが、もともとの雪粒・雪が堆積したときの気温・堆積後の降雨や日照をはじめとする気象条件により締まりの進行に差が出ます。差異のある雪の板の重なりの上に立っていると考えればよいとおもいます。これについてはまた別に。