今日のアサイチチェック | 山のぐろぶ

今日のアサイチチェック

おはようございます。
予報で荒れると言われて荒れていない札幌です。
天気は晴れ。風の方向も太平洋岸の一部をのぞいてばらばらなので、強い風に支配されている感じはありません。内陸部は夜間放射冷却かマイナス10℃以下まで冷え込んでいるところも多いです。
今日はこのあと北と南から北東の風になる見込みです。

3時のASASでは東北を太平洋と日本海で挟むように二つ玉低気圧(ともに992hPA)がありおおよそ東に移動しています。この後31日21時のFSASでは二つとも太平洋岸に抜け980hPAまで発達し、さらに1日21時には三陸沖で968hPAまで発達します。KMAの分析図でも低気圧の描かれ方が違うもののほぼ同じです。
一方大陸高気圧はバイカル湖付近で1054hPAまで大きくなっています。気圧差と寒気の冬型のお膳立ては出来ているのですが…
この低気圧の背後に上空5300mでマイナス40℃クラスの寒気が入ってきていて、すでに九州の一部では冬型になっています。この近海は海水温が17℃ちかいので降れば恐ろしい量になりそうです。

低気圧の通過中の北海道は強い北東風に支配される見込み。雪が降ってほしい人には微妙な感じの風向きです。東向いたゲレンデはスキー場も多いので強風でアゲンストなところもありそうです。BCはいつも雪の貯まる面は風がクロスしてしまいます。地形をよく見て場所を選ぶ必要がありそうです。雪をもたらす寒気は西日本から東へ移動しますが週間予報支援図(FXXN519)を見る限り1月2日以降も北海道に雪としての恩恵はあまり無さそうです。
天気予報では1日・31日ともに晴れマーク。
スキーヤー・スノーボーダーの皆様、よい年末年始でありますように。


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IMOCより転載
九州西海岸・衛生画像を見ると東シナ海で十分な水蒸気の供給をうけて、筋状の雲は離岸距離も短く雲のカーブもきついので強い雪雲になっていると思われます。
朝鮮半島の影響で雲のすくない部分をはさんで長白山の両側を巻いてきた寒気の吹き出しによる雲(JPCZ)も強烈です。鳥取から若狭湾・能登半島にかけて二つ玉の日本海側の低気圧に吹き込む形の雲がかかっています。

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IMOCより転載
高知と鹿児島の気温に注目してください。暖かいところに遊びに行った人が気の毒です。
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IMOCより転載
若狭湾の時間降水量