須築川 | 山のぐろぶ

須築川




山のぐろぶ
まだまだ暑いので須築川へ行ってきました。


昨年からチャンスをうかがっていましたが

7月は雪渓

8月はアカウシアブ

となかなか難敵が立ちはだかるので

9月の渇水を狙っていました。


すごい難しいわけではありませんが、簡単というわけでもなく

クライミング・泳ぎ・沢靴のフリクションをうまく使える

という3つの条件をバランスよくこなせれば十分楽しめる沢だと思います。



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ブナ林に朝日が美しい
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砂地に足跡
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須築川入口

ここが水量の目安となると思う


某繁華街の裏通りと表現しているサイトがあったが

この時は午前中の裏道の感じ

ママさんが化粧もしないで頭にタオルかぶって

店の前を不機嫌そうに掃除している感じったらわかるかな?

ここを客引きや黒服がうろうろしだすと

この先が思いやられる(と思う)
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しばらくは小ナメの連続

釜が深くてでかい
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ヌメリがいやらしいところがあるが

落ちてもドボン!なので思い切って行く
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S字峡の入り口にそびえる柱状節理

衛兵のようだ
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S字峡の中

岩は緻密で硬い

白っぽいので険悪な印象がない

ここは底の反転流に乗れば泳がなくても進む
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同じくS字峡の中

小滝と釜の連続

斜め懸垂のところだったか
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おっとっと

「やかんの底」を通りすぎてしまった!

振り返って撮影
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S字峡の出口にある滝

左岸のフェースを登るが

上部がいやらしい

がっちり効いたハーケンがいいところに打ってある

Ⅳ級ぐらいか

単独なので空荷でA1(デージーチェーンの架け替え)で登る

ちょうどいい間隔にハーケンがある

荷物は吊り上げで
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なおも泳ぐ場面が続く

水量が多いとそれぞれが大変だと思われる

そういえば水流に逆らって登るチョックストーンはなかった
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ハングの滝は右岸から巻く

小さく巻くところは水流のあとがあって巻けそうにないので

大きく巻いた

ウツギの木をつないで巻くとすんなり行ける
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ニシキヘビの模様の滝
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フリクションが微妙なところに

真実の口のようなホールドが・・・


このあと大きな釜持ちのチョックストーンが攻略できず

右岸のトラバース二回失敗 深い釜にドボン

釜を泳ぐも2回戻される 滝の下の丸石に脚は乗るのだけど・・・

で左岸の草付きを巻いて10m懸垂

古いシュリンゲあり
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地形図の滝

高さがあるので空荷で登って荷揚げ

30メートルのロープがいっぱい

チョンボしてしまい一度中間まで懸垂して荷揚げを二回に分けた


930m付近に幸せなテン場を造成し

焚き火をしてのんびり夕焼けの日本海と漁火を眺めて爆睡


翌日はだらだら出発

いきなりの急登でモツタコースの1371の西側に出た

藪漕ぎは一瞬

約1時間半で山頂

山頂では茂津多から登ってきた青年に再会

彼とは7月の大平山のツアーの時に大平山と黒松内岳で出会った

ふかふかの茂津多コース下山

モツタ海岸温泉へ


道路に爺ちゃんばあちゃんが座り込んでいると持ったら

ツールド北海道だったのでした


山のぐろぶ-CA3A3140.JPG