王家の谷から、バスでに乗って王家の谷の反対側にあるハトシェプスト女王葬祭殿へ移動しました。荒野にいきなり神殿が出没したという感じのすごいインパクト。これまでのどの神殿とも雰囲気が違います。とても紀元前1500年のものだと思えない!なお、ハトシェスプト女王は唯一の女性ファラオ(・・・と名乗ったというのが正解かも)。また「葬祭殿」というと葬式を行うための施設みたいですが、「王の礼拝神殿」もしくは「記念の神殿」であることが明らとなっており、「神殿」と言うほうが近いようです。
3階建てで各階に広いテラス。近くに行くと、柱だけに見えたところには女王の巨像が並んでいるのがわかります。
ここも内部には色が鮮やかに残るレリーフ。
内部、ホトス神
このスフィンクスも最近発掘されたものとか。最後の写真は、目の前の一角にあるカフェ?暑いのでオアシスのように見えるが、コーラ4ドルとめちゃ高い!
ところで、ここは約20年前に「ルクソール事件」が起きたところ。無差別銃乱射テロで日本人を含む観光客など62人が犠牲になった。テロと言えば、2015年にカルナック神殿近くでの自爆、昨年11月もカイロのモスクなどで起きていますので、今もエジプトは全く安全とは言えません。あとで気づいたのですが、ルクソール事件で犠牲になった日本人10人は、「観光客9人と添乗員1人」・・・って、今回のツアーと同じ人数じゃん・・・。