昨日は今年初の京都。行先は冬の特別公開「東寺の五重塔内陣」と「東福寺山門」・・・です。その前に、京都南インター近くの一つの多宝塔に来てみました。お寺は「安楽寿院」というのですが、この塔実は「近衛天皇陵」。このあたり一帯はもと鳥羽離宮のあった場所で、歴史的な場所が多いようです。「天皇陵」ですので、管轄は宮内庁。駐車場はありましたがチェーンがかかっています。かんべんしてよ宮内庁!周りは細い道なので少し離れたところに車を止めました。
もちろん天皇陵が多宝塔になっているというのはあまり聞いたことがありません。1606年豊臣秀頼再建のもので、堂々とした大きさがあり、細かいところもよくできています。ただ管轄が宮内庁のものというか、天皇家のものは文化財指定とならないため、未指定です。普通なら重要文化財以上のものなんでしょうが。
安楽寿院。鳥羽上皇ゆかりのお寺です。
ちなみに近衛天皇は2歳で即位し、17歳で崩御されているという人で、初めの塔は母親が建てたということです。