かなり前の本になりますが、「チーズはどこへ消えた?」がブックオフで105円で売っていたので読んでみました。

そこには行動派のねずみ2匹、頭はよいが決して行動的ではない小人2人が大きいチーズを見つけてその後の話ですが、とても楽しく読ませてもらいました。

この2匹と2人の中のヘムという小人ですが、彼に対しては読んでいてかなりマイナスの印象を受ける人が多いでしょう。

現実を受け止められず、変化についていけなかった小人としてマイナスの評価しか取れないと思いますが、逆に考えるとあそこで他のねずみのように行動してしまうと思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。

例えば、ネズミ捕り用の罠が仕掛けてあるかもしれませんし、次に見つけたチーズに毒が入っているかもしれません。

もし、あの小説で目の前にチーズがあるが減ったからといって即行動していて罠で大怪我をしてしまったなどのような話だったら、ネズミである「スニッフとスカリー」は変化を見極められない愚かなネズミだったと評価されることでしょう。

日本でもバブル時代に株や土地に踊らされていた人が多数いますが、あれももしかすると「スニッフとスカリー」だったのかもしれません。

時代の変化に対応しようと上がっている株価や土地に飛びつき、損をした人はかなり多いと記憶しています。

最近では外貨のほうが金利がいいとのことで、ドルやユーロを買った人なんかも、低金利という円を見切り少しでも有利なものに投資をしようとしたネズミ型の人間だと思っているので、幻想の変化に踊らされて動くのは怖いことだと感じましたね。

とにかく、読んだことのない人は一度読んでみる事をお勧めします。

変化についていこうと行動した人の中には、けっして「スニッフとスカリー」が正しいという印象は受けないと思われますが、ごく一般の人は「スニッフとスカリー」のような行動できるネズミ(人間)になりたいと思う人が多いと思います。

変化にも幻想や罠などもあるので、行動的なのも悪くはないですが・・・やはり慎重に動くほうがいいと個人的には思っています。