のび夫との約束をふっと思い出して、もう10年以上忘れてたことに気づいた。

あの約束は屁理屈な言い回しやけど、あいつから破ったわけではなかった。

放課後一緒に行ったケーキ屋さんのケーキを久しぶりに食べて、なんか昔と変わってなくて、てゆうかそのまますぎて泣きそうやった。

うまくいってた時の幸せやった頃のことを思い出したらほんまに泣きそうになる。


のび夫と離れてからもほんまにたくさんの悲しいことがあって、ありすぎて思い出せへんけど、そうゆうこと全部誰かに話すでもなくて自分のなかにたまっていって、ほんまはずっと泣きそうやった。


自分は16の頃から全然変わってない。

上っ面付け替えただけで、根っこは今でもぐらぐら。