のび夫のことは男として好きじゃなかった。
成り行きで付き合ってたけど、別にタイプでもなんでもなかった。
のび夫とやり直すきっかけは、別れてからも何度もあった。
こうきと別れた時も、品川駅でバイバイした時もそう。
でもやり直さへんかったんは、男として好きじゃなかったから。
カウンセラーとしてはほんまに唯一無二の存在で、のび夫を超えてくる男も女も他にはおらん。
自分が苦しい時悲しい時辛い時、話聞いてほしいんは、そばにおってほしいんは今でものび夫。
でも、自分がのび夫に求めるカウンセラーとしての役割と、のび夫がうちに求める素直で都合いい女でおることと、お互いのニーズが一致せん。
だからうちらは別れたし、やり直すこともなかった。
うちはのび夫を超えるカウンセラーに出会えてないから、今でものび夫を求めてるけど、
のび夫は素直で都合のいい女を他にいくらでも見つけられる。
だから、うちらはもう一緒におらへんし、この先も交わることはない。
結論はこういうこと。