中国の顔ともいえる、首都北京の旅行記(その8. 破壊されてしまった悲劇の庭園『円明園』) | スマイル中国語教室のブログ

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皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 今週は北京旅行記の第8回目として 破壊されてしまった悲劇の庭園『円明園』について紹介させていただきます。私の中では円明園はNHKで放映された大地の子で陸一心が妻となる江月梅が雪の中、再開した心温まる場面が強く印象に残っています。

 

 

 円明園は、清の時代に築かれた宮殿でした。一番有名なのは、カスティリオーネに設計させた「西洋楼」と呼ばれるヨーロッパ式の宮殿と離宮です。しかし、1856に起きたアロー戦争(第二次アヘン戦争)で交渉のため北京に赴いていた英仏使節団のメンバーを清が殺害したことで英仏の怒りを買い、報復として徹底的に破壊されました。その際に書画、翡翠、絹織物、磁器、紫檀調度品など美術品の大半は英仏軍の将兵が略奪し両国へ持ち去られています。現在は、その跡地に大きな石が転がっているだけです。

 

 

 円明園を破壊されたことによって中華思想、および世界に冠たる文明国としてのプライドを粉々にされました。同じ時期に破壊されはしましたが、再建された頤和園と異なり、円明園は現在でもほとんどが廃墟のままです。再建計画が持ち上がっていますが、「国辱」を忘れないために、愛国教育として敢えてそのまま残そうという考えが根強いのが現状です。今後一部は再建されるのかもしれませんが、基本的には残されるようですね。

 

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