毛沢東も愛した臭い豆腐、黒い長沙臭豆腐 | スマイル中国語教室のブログ

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 朝からクサい話題ですが、スイマセン!今日は名前の通り臭い豆腐、臭豆腐です。臭豆腐は何メートル先からも漂ってくる強烈な下水のような臭いを放つ食べ物で中国では広く食べられているものです。最初はあまりの臭さに食べ物の匂いじゃない!と拒否反応してしまいますが、食べると厚揚げのような食感でとても美味しい食べ物であるのに気がつきます。最後には匂いに慣れ、クセになる味なんです!



中国全国各地で食べられている臭豆腐ですが、湖南省が発祥と言われており、その省都の長沙がその本場です。長沙市内を見渡すと、街中の至る所で臭豆腐が売られています。特に長沙臭豆腐は、黒い豆腐でカリッと揚げた豆腐の真ん中に穴をあけ、大蒜が効いた酸味のある辛いタレを入れて食べます。



 この黒い長沙臭豆腐は長沙に限らず、中国各地で屋台として出ていることも多く、串刺しのものや、入れ物に入れてもらって串を刺した状態で提供されます。食べ歩きながら熱いものをハフハフして食べるのが大好きでした。



 実はこの黒い長沙臭豆腐は毛沢東が大好きな料理の一つであったそうです。毛沢東は湖南省の出身ですが、故郷の村から湖南省の省都、長沙に出てきた学生時代、この味にハマってしまい、「闻起来臭,吃起来香!(嗅げばクサいが食べるとウマい)」と大絶賛したそうです。後に視察で湖南省へ帰郷した際にも、欠かさず食べているくらい忘れられない味だったのでしょう。



 因みに臭豆腐は、豆腐を植物性の発酵汁(タケノコや冬瓜等)で発酵させ、灰汁に漬け込んだものです。豆腐の植物性タンパク質が、発行汁によってアミノ酸に変化し、独特の風味と強烈な匂いを発するそうです。ですので腐ったものではなく、旨味のあるアミノ酸に変化しているので臭豆腐が美味しくなるのだそうです。



 見た目はキレイとは言えず、においは強烈ですが、お口にやさしくてハマる臭豆腐!機会があれば食べてみてください!ハマります! 



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