モヒカンとマンガ。 | 秋山具義のラーメンとデザイン

モヒカンとマンガ。

髪型を変えました。
よく行くイタリアンの前を通ったら、
たまたま外にでていた店の人に
「ずいぶんモヒカンですねぇ」と言われました。
「ずいぶんモヒカン」って・・・
「ずいぶん」の後には「おもいきりましたね」という
言葉がかくれてますね、確実に。



明日からお正月。
寝正月のひとにおすすめのマンガです。

今年読んだ自分の中での最大のヒットは
武富健治「鈴木先生」(双葉社)ですね。
中学校の学園ものですが、先生といい生徒といい
ここまで気持ちのヒダヒダを描いた作品は
なかったんじゃないでしょうか。

自分が新しいマンガに出逢うひとつの手段として
「このマンガを読め!」を参考にします。
「鈴木先生」はその2007年版で知って読みました。
2008年版も買いました。
なんと、1位2位3位を読んでない。
大変だ。
で、読みました。
ミシュランの星のように、
ぼくは「具」の数(最大3つ)で好みの評価をしてみます。
「具シュラン」ですね。



1位、吉田秋生「蝉時雨のやむ頃 海街diary1」(小学館)。

具具

さすが吉田秋生という感じの作品。
じんわりくる作品ですね。
鎌倉の情景が目に浮かびます。
映画化されそうな予感がします。



2位、柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」(集英社)。

具具

ものすごい激しさ。
賭け将棋という地味なテーマをここまで描くか!って感じ。
現在5巻まででてますが、あっという間に読んじゃいました。
アキバ系な部分もあり、なんだか現代的で新しい。



3位、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」(新書館)。

具具具

最近よしながふみの作品にはまってます。
今「モーニング」で月1連載で、
最近1巻がでたばかりの「きのうなに食べた?」も大好きです。
40歳くらいの弁護士と美容師のゲイのカップルのはなしですが、
ゲイの描き方がフレッシュです。
毎回でてくる料理とそのレシピも楽しい。

で、「フラワー・オブ・ライフ」ですが、やられました。
すごい。
ほんと、読んでよかったです。
4巻で完結しています。
漫画家をめざすことになる男子高校生のはなしですが、
はじまりも終わりもすばらしい。
感動しました。
脇役の細かい描き方なんて、天才的です。

ぼくはいつか映画を監督したいのですが、
この「フラワー・オブ・ライフ」と「鈴木先生」は
監督してみたいなぁ。

来年もよいマンガとよいラーメンに出逢えますように。
よいお年を。