ザ・トップ5 シーズン4


「ザ・トップ5」(TBSラジオ)火~金 17:50~20:00

なんのかんの言って今シーズンも聴いてるザ・トップ5。
4年目を迎えるにあたって、パートナー陣を大きく刷新。
昨年、新メンバーが発表された時は正直、これ大丈夫か?と思った。
唯一残留した高橋芳朗以外のパートナー陣は、博多華丸・浜野謙太・本谷有希子。
博多華丸はさすがに知ってた。
浜野謙太が在籍するバンド、在日ファンクは、おれの中で「曲はカッコいいけどなんとなく金を払うのをためらってしまうバンド」という非常に微妙な認知。
ちなみに「曲はカッコいいけどなんとなく金を払うのをためらってしまう」バンドやミュージシャンは在日ファンク以外にもたくさんあって、これについてもいつか文章化してみたい。
本谷有希子は、小説家というのは知っていたが、著作を読んだことがないので、まあ全く知らなかったといって良い。

とにかく不安であった。

ジェーン・スー。
コンバットREC。
高野政所。

ファーストシーズンからこの番組を支えたこの3氏の不在は、「ザ・トップ5」という番組そのものの終焉ではないかとまで思った。
しかし、「ガチで初見の人同士が徐々に心理的距離を縮めていく人間模様」こそがこの「ザ・トップ5」の最大の魅力であるということに立ち返れば、聴かずにはおれない。
ファーストシーズンからこの番組を愛してやまないリスナーの一人として、今シーズンでこの番組が終わってしまうとしても、見届けなければならないという妙な使命感めいたものさえあった。
そんなわけで不安はありながらも、第1回目から聴き続けていたのだが、開始から4カ月経過した今、結論からいって、おれの心配は全くの杞憂であった。
やっぱりトップ5は面白い。
曜日毎の組み合わせを見ていくことにしよう。

火曜日「博多華丸・笹川友里」

今シーズンのトップ5のメンバーの中で一般的認知度が一番高いのが博多華丸だろう。
素性がよくわからない人(失礼!)とアナウンサーが、コソコソと与太話をするトップ5という番組の性格上、こんなメジャーな人入れて大丈夫かと思った。
つまり、「テレビ的予定調和」を危惧していたのである。
相対する笹川友里はADとしてTBSに入社するも、おそらくはその美貌からであろう、入社2年目の昨年からアナウンス部に異動という異色の経歴の持ち主。
この二人、最初の1ヶ月くらいはぎくしゃくしていた。
最初ぎくしゃくすることはトップ5では毎度のことであるが、華丸がおれと同い年、対するのがほぼ娘と言っていい若くて美しい女性ということで、個人的にとてもはらはらしながら聴いていた。
昨年の「コンバットREC・林みなほ」コンビが、結局最後まで心理的距離をあまり縮められなかったことを苦々しく思い出すのである。
しかしこの華丸笹川コンビ、結果的にはうまくいっている。
「お父さんとポンコツ娘」という距離感を設定したことで、円滑に番組が成り立つようになったと思う。
華丸得意の福岡ネタゴリ押しに従順に対応する笹川、という図式があるにはあるが、「親娘」という役割を自覚することでお互いが歩み寄ることができていて非常に微笑ましい。
これは今までのトップ5にはなかったパターンだ。
裏を返せば、昨年のRECみなほコンビの失敗は、コンバットRECが林みなほを「女性」として意識しすぎたための結果であったのではないかという反証に、この華丸笹川コンビはなっている。
同世代の中年オジサンとして、今後若い女性と接するときの大きな参考にさせていただこうと思う。
余談だが、テレビをほとんど見ないおれがたまたまテレビをつけたとき、TBSテレビで笹川友里がニュースを読んでいたのをみて、「これは美人だわ」とちょっとドキンとした。
NHKの井上あさひさん以来じゃないか、こういうの。
なるほどさすがにアナウンサーに抜擢したくなるのはわかる。
まあほとんどテレビ見ないから、もっときれいな人はいるのかもしれないけど、おれとしては非常に珍しく「美人」認定に値する女子アナである。
ただし、アナウンス能力はまだまだポンコツだ。笹川さん、頑張ってください。
一応写真貼っておくか。

笹川友里

一気に「ザ・トップ5」シーズン4について述べるつもりだったが、長くなるので曜日ごとに分けて上梓することにする。
次回は「浜野謙太・国山ハセン」の水曜日コンビについて述べます。

ザ・トップ5 シーズン4 雑感その2