「あまちゃん」以来初のドラマ出演となった「世にも奇妙な物語」みたぞ。
話はつまんねーし、アクション(?)もお遊戯にしか見えないし、作品全体として、残念ながらどう贔屓目に観てもいい評価はあげられないな。
能年玲奈さん本人に限っても述べておこう。
能年玲奈が演技しているというより、あまちゃんというドラマの中の劇中劇「潮騒のメモリー」で一応女優デビューした、「天野アキ」という女の子が演技しているように見えた。
虚構内の人物(天野アキ)が、別の虚構世界(世にも奇妙な物語)で演技をしているという、複雑な入れ子構造を見せられている感じがして変な感じだったなあ。
そんな天野アキ、じゃなかった能年玲奈主演の今夏公開劇場映画「ホットロード」の予告編がいよいよ流れ出した。
こりゃあヤヴァそうだ。
ヤヴァい点はいくつもある。
まずそもそも、今更なぜ「ホットロード」を映画化するか問題。
昔リアルタイムで原作マンガ読んでたんだけど、この度の映画公開に合わせて売られてたコンビニコミックを立ち読みで何十年かぶりに再読した。
青臭いだけならともかく、さすがに時代がかってんなーってのが正直な感想。
なんか読んでるうちに恥ずかしくさが募り、尻がかゆくなってきて、結局最後まで読めなかった。
連載当時はなんとなく読んでたけど、所詮「少女マンガにしては珍しくシリアスな話」という物珍しさで読んでたんだな。
わざわざこのタイミングで映画化するくらいだから、設定はいじってるだろうけれど、2014年に見せる素材としてどうなんすかね。
今どき、暴走族がどうのこうのって、今の若い人にリアリティを持って見せられるかというと甚だ疑問。
でもって、とどめさすように、主題歌が尾崎豊だって。
気持ちわるーい。
おれ尾崎豊アレルギーなんだよね、昔も今も。
年月が経って、昔ダサいと思ってたものが悪くないと思えるようになったという経験はいくつかあるけれど、尾崎豊はやっぱり今もダメだ。
だってダサいじゃん(笑)。
何がいいのか全く理解不能。
どんだけ心がすさんでるか知らないが、他人のバイク盗んで何威張ってんだ、馬鹿、死ね。
あ、そうか、故人か。
スイマセン、合掌。
「今さらホットロード映画化問題」「主題歌が尾崎問題」いずれもズッコける要素に満ち満ちているがしかし、なるほどこれこそが「あまちゃん」の中で太巻さんが作ろうとした、「純然たるアイドル映画」なのだろうと思えば納得がいかないでもない。
だってさ、「あまちゃん」の中で吉田副駅長が言ってた、「こんなもんですよ、80年代のアイドル映画なんて」というセリフは真実だからね。
まあ、人は入るでしょ。
カス映画確率200%と分かりつつ、おれも劇場に行くつもりだしね。マゾだな。
なんといっても能年玲奈ちゃんにとっては初主演映画、天野アキちゃんにとっては「潮騒のメモリー」に続く主演映画だからね、仕方ない、堂々と1800円劇場に捨ててこよう。
ここまではまあ、いい。
問題は、どうやらキスシーンがありそうな塩梅であること。
天野アキとしては「潮騒のメモリー」の前髪クネ男のときのように、能年玲奈としては「あまちゃん」の種市先輩の時のように、角度でごまかすってわけにはいかんだろうな。
ブチュッと行くんだろうな。
正視できるかな。
さくっと動画あげて終わるつもりだったのに、つい長々と書いちまった。
だって心配で・・・。
完全に、娘を持つ親御さんの気持ちです。