それは時に僕の敵にもなった。
さっきの事柄の前にもう一つ
僕の抵抗した日というのもあった。
KSにやられっ放しだから
またやられる。
そう思った僕は
一振り抵抗だけでもと。
その一矢は報えなかった。
僕が傍にボールを寄せ、
自主練で靴紐を結びなおしてる最中。
そのボールを僕にぶつけてきたKS。
紐が結び終わらない段階で、
僕も殺気立たせて追いかける。
コーチも上級生もいないから
相手もやってきてる。
これが俺の抵抗だと言わんばかりに追いかける。
すると、いつも傍観者である彼らの行動は
心底驚かせてきた。
彼に何かしたりするわけではなく、
僕を羽交い締めに止め出した。
なぜ立場が逆だとこうするのか。
必死に逃げるそいつを
絶対に許さない。
邪魔するものは今はないと、
止められるべきは僕なのかと。
そして、
あのリンチに戻って。
あの日の終わり、
僕はどうしようもない心の痛みに
今後を考えた。
練習に行きたくない。
でもサッカーはしたい。
でもサッカーが好きなのと同時に
恐怖が出てくる。
サッカーって怖いスポーツだったか?
いや、あの顔が、あの集団が、あのサッカー部が
怖いんだと、そう気づくのは
すでに最終段階に進んでいた。
実は中学からの親友で、
高校、大学も一緒の今かけがえのない親友が
いるのだが、
そいつもバイトと下宿とバイトで
とても忙しそうな日々だったが、
傍観者となっていた。
KSを神に例えたくはないが、
まあ、いわば触らぬ神に祟りなし。
と言ったところ。
中学から同じ志を持ち、
本当の意味で意見を交えたり、
支えてくれた親友[以下YM(仮名)とも呼ぶ]
でさえ、一番近くで見てた彼でさえ
僕を助けてはくれなかった。
それが最大の次の事柄への理由となった。
練習に行く足も日に日に重く、
学校に行く気力も日に日に滅入って
退部届を提出した。
監督は知っていたと思う。
僕に落ち度があったにせよ、
暴力に走った彼らを。
サッカーを一度、外部的要素で
辞めざるを得なかった一つの分岐は
ここで終幕する。
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