富士ヒルが終わってもうすぐ1ヶ月が経とうとしていますが、まだ記憶が鮮明なうちに自分が参加して学んだ経験とレポート的な事をここに記しておこうと思います。(文章長めなので、興味の無い方はスルーしてください。)
また来年以降参加される方やブロンズを目指す方等への参考になれば幸いです。
まず、トレーニングについて。
しばらく満足に乗れていなかった期間が続いていたことから、トレーニングは一からやり直し。自分の今の実力的に頑張れば何とかいけそうなブロンズリング(90分切り)を目標に設定。
エントリーが確定してから本番までは4ヶ月弱ありましたが、本格的なトレーニングをスタートしたのは3月(3ヶ月前)からでした。
実走が出来れば良いのですが、時間の効率化で大半はインドアトレーナーで30分~1時間/日を実施。
年齢的なところもあり、疲労が結構溜まりやすいので毎日は乗らないようにして連続で乗る日は週に1回程度にしました。
ここで改めて感じたのはパワーメーターの重要性です。

4iiiiのパワーメーターを使っています
トレーニングするのにも、本番のペース配分をするのにも、これを無しにして今回の目標達成はまず無かったと思います。
富士ヒルを完走するだけであれば不要だと思いますが、目標を立てて参加するのであればパワーメーターは絶対にあった方が良いです。

3秒平均パワーを見て走ります
ブロンズ獲得にはパワーウェイトレシオが3.2w/kg前後必要だと言われていて、まずはそれが指標になります。
パワーメーターがあればFTPの測定が可能ですので、自分がその能力を満たしているかどうかの判別が出来るようになります。
トレーニングを開始した3ヶ月前当初は恐らく3.0w/kgくらいしかなかったので結構厳しい感じでしたが、最終的に3.2w/kgくらいまでにはなっていたと思います。
2ヶ月前とレース10日前くらいにはバーチャルの富士ヒルを実施しました。
90分間ノンストップで踏める場所って外だとなかなかないので、こういう時はインドアトレーナーが大変役に立ちます。これに関してはやっておいて良かったと本気で思います。

バーチャルの結果はSTRAVAセグメントで1:28:58と2回目が1:27:31。一応両タイムとも90分切り。ただ、実際の計測ポイントとSTRAVAの計測ポイントが違うのでなんとも言えない絶妙なタイム…。
後は本番のペースが良さそうなトレインに乗れるかどうかといった状態でした。とはいえバーチャルなのでこの時点ではあくまで感覚的なお話。
当日の気候や高地効果、いろんな要素がリアルでは影響するので正直不安感はぬぐえないままでした。
トレーニングは本番の3日前まででやめて、レース前の2日間は休息日としました。
前日受付~レース当日について。
初参加で少しネットで調べた事前情報をもとに自分なりに色々計画。
申し込みの際に駐車場をとりましたが今回家族で現地に行ったこともあり、泊る予定のホテルから自分だけ自走で直行するのが手っ取り早かったのでそうしました。
片道13kmほどで30分くらいで行ける距離感でした。
富士北麓公園が会場ですが、現地は駐輪場が決められていて強制的にそこに停めないといけなくなります。
バイクラックスペースをかなり広く設置してくれていますので、問題なく停められました。しかしながら、誰かが見張ってくれるわけではないので、自身でロックを用意する必要があります。盗難防止の為、必ず用意しましょう。

会場の駐輪場
そしてその駐輪場から受付までまあまあ歩きます。
正直ビンディング(SPD-SL)シューズではちょっときつかったです。
クリートの摩耗の観点から歩く用のシューズかクリートカバーがあった方がよさそうです。その時は既に自分のシューズのクリートに若干摩耗とダメージがあったのを知っていたので、さらに痛めつける形になり当日に支障が出たりしないか若干ビビってました(笑)
レース当日は周辺の道が規制されます。
前日受付で通った道が規制区間だったので、違う道から行かないといけなくなり少し焦りましたが無事に到着。
事前情報でトイレが混み合うとの事でしたが第7スタート(一番最後のグループ)でしたので、最悪ちょっと並んだらいけるかくらいのつもりでホテルを出る時に特に何も気にせず会場入りしましたが、仮設トイレにとんでもない行列…。トイレぎりぎりでいっておけばよかったと少し後悔。
ちなみにエントリーの際、第5スタートで希望しましたが第7に変更されていました。
トイレの話に戻りますが、現地で行くのは諦めた方が良いです(笑)
出走時間のよほど前から並ぶかどうかみたいな話になると思います。
駐車場のトイレかホテルで済ませてから会場入りしましょう。
会場には出走1時間くらい前に到着しましたが既に第7スタートの方々が数百人スタンバイ(恐らく800人くらいはもう並んでました、各スタート1600人なので半分くらい?)。
多分2時間以上前とかじゃないとグループの前半には並べないのではないでしょうか。

荷物を預けたり準備して列に並んでから50分ほど待ってようやくスタート。
スタート直前に補給でアミノバイタルを摂取。
たまたま話かけてくれた方が居て、90分切りの同じ目標だったので一緒に走ることになったのでこれは非常にありがたく心強かったです。
計測ポイントに向かうところでまたもう一人ブロンズ目標の方が居たので3人で走ることに。
っとここで、やってしまいました。。。
列が動き出したのでサイコンのスタートを押したのですが、計測地点が少し先なのでサイコン上で正確なタイムがわからないことに汗
もうどうしようも無かったので、そのまま走る&一緒に走る方にタイムは聞こう!と開き直りました(笑)

公式サイトにあったタイム目標
これを目安に走っていきます
富士ヒルは前半に勾配がキツイところが多いので、パワーを使い過ぎないように抑えめで走るのが基本。
ひたすらパワメの数値を見ながら3人でトレインを回す。
正解は分かりませんが大体FTPの80%~85%くらい。
5km超えたあたりで一人ついて来れなくなってしまったのでもう一人の方といきます。
何名かずつの速いトレインがいくつも来るので、どれかには乗っかりたい…けど明らかにペースが速そうなのは見送り。
タイミングを見計らっていると、俺についてこーい!みたいな感じの方が先頭で2名牽いていて、「このままいけばブロンズだ~」「みんなでブロンズとるぞ~」などと掛け声もしてくれてたりしていたのでそれにちゃっかり乗っかることにしました。
なかなかの良いペース。
パワーをセーブしながら程よい速度感。
序盤のキツイ勾配を超えた後、勾配が緩む区間が3ヵ所。
20km~30kmの速度域なのでめちゃくちゃ恩恵があります。
このままいけばブロンズ確定か…?
まだ10km地点手前。
走りながら冷静になって考えてみると、後ろから追いついてきたトレインがブロンズを目指しているという事は、先にスタートした我々は何分か遅れているという事。
自分達がスタートした後のグループのはずだから3分差以上もある計算。
この方々がギリギリ90分切りペースだとしたらそれに+3分なのでブロンズを逃すことになる…、これはまずい汗
10km地点で一緒に走ってる方にタイムを聞くと、地点目標タイムよりプラス1分…、1分遅れてるぞ…汗
これまでだいぶ楽をさせてもらっていたのでペースアップすることにしました。
焦りで飛び出す形になったので、途中まで牽いて頂いた方にお礼を言う余裕もなくそのまま行ってしまいました…。牽いてくださっていた方、あの時は失礼しました、そしてありがとうございました。
残り14km、全て出しきる覚悟でペダルを回していきますがそれでも先は長いので、踏み過ぎないように踏みます(笑)
一緒に走っていた方はまだまだ元気だったようで、10km超えてしばらく行ったところで追いつけなくなり、自分はとうとう一人ぼっちに。
気を取り直して、後半戦に差し掛かってくるのでここでアミノザウルスを補給。
目安タイムもわからなくなり、孤独な闘い。
とは言え序盤にタイム確認した際、自分がスタートを押してから計測地点までのおおまかなタイム差を把握はできていたので、それを信じてゴールを目指します。
20km地点辺りでタイムを見るとクリアラインに達してそうな事がわかり気持ちが緩みそうになりました。
いや…、確証はないからまだ油断するなよと自分に言い聞かせました。
トンネルが見えたらラストスパート。
バーチャルをやっていたのでその景色は覚えていて、トンネルからは残り2km程。
残ってる力を全て振り絞って限界まで踏みました。
そしてゴール!!
最後の最後がまた急に勾配上がるのでキツイキツイ(笑)

ゴール地点の五合目から見えた富士山
心肺的には少し余裕がある感じでしたが、足はもう使い切った感じでやりきりました。
ゴールした頂上ではタイムは分かりませんが、多分90分きれたという感触があったので「よっしゃー!」と心の中で叫んでおきました(笑)
下山に向けて預けておいた冬装備を受け取り着替え。
写真をとるにしても撮影スポットは順番待ちなので、諦めて下山の列に並びました。
下山スタート。
安全面を考慮してかなりゆっくり目の速度で下ります。
ひたすらブレーキ&ブレーキ。
速度的には安全ですが、握力が無くなってくるのでそっちが問題でした…。
24kmの下りを平均速度25kmで下っていたので約1時間ブレーキ握りっぱなし。
こればっかりは仕方ありませんね。
会場に戻ると、受付の時のように駐輪場へバイクを停めて、計測チップの返却とタイム確認。
この日は午後から雨予報だったので丁度下ってきたタイミングで雨が降り始めました。
計測チップを返却し、ゼッケンナンバーを受付の方に伝えるとすぐにタイムが書かれた記録証を渡してくれました。

タイムは1:27:54。
分で言うと87分54秒。90分切り達成できました!!
後で確認したところSTRAVAのセグメントタイムは1:25:17でしたので、2分37秒差がある計算で言うと、バーチャルでやっていた時は90分切りを達成できていませんでした…。結構ギリギリでしたね(笑)
今回の90分切り達成に繋がったポイント
・パワーメーター
・実際のコースの試走(バーチャルでも可)
・ソロ参加はスタート時に仲間を見つける(運要素)
・トレインに上手く乗れるかどうか(運要素と見極め)
・補給は大事
・機材
注意点と反省点
・受付時のシューズ(クリート)対策
・レース当日のトイレは会場外で済ませる
・サイコンスタートは計測地点から(ラップボタン押しても可)
こんな感じです。
冒頭にも書きましたが、今後富士ヒルへ参加される方やブロンズを目指す方への参考になれば幸いです。
店頭で直接聞いて頂いても大丈夫ですので、お気軽にどうぞ
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