一人になってトボトボ廊下を歩いていた二宮。
猫背で手をポケットに入れ、早歩きで歩いている。
(なんで、こんなことにならなきゃいけねぇんだよ........
殺したかったわけじゃない。)
自分の手を見ると、震えている。
―――治まれよっ.........
違う。俺が殺したんじゃない。
あの人が勝手に――――.......。
すると、全身にまで震えがきて、立って居られなくなった。
右ひざを立てて、足が震えてるのを必死に手で抑えようとするも、
手まで震えが伝わり、どんどん震えの強さが増す。
...........止めろ・・止めろ・・・
膝をどんと握りしめた拳で叩く二宮。
それでも治まらず、さらに冷汗が出てきた。
汗を拭っていた二宮の後ろで人影が見えた。
その影はゆっくり二宮に近づいてくる。
そして、二宮の真上の方から声がした。
「――――二宮さんっ.......」
ビクッとしてパッと後ろを振り向いた二宮が見たものは―――......。