がんの症状が寛解してから、習慣になったコトがいくつかあります。
そのひとつが、岩盤浴。
つい先般、汗として出てくる毒物は1%にも満たないという医学的発表がなされました。たいてい、体内に入った毒は、脂肪に蓄積されるため、だそうです。
ということで、岩盤浴は、デトックス目的というより、代謝率をあげるために通う、と意識を転換したほうがよさそうです。
意識転換を促されたからというわけではないのですが、最近、岩盤浴から足が遠のいています。
というのも、通っている浴場の化学物質が酷いから。
たいてい浴場の湯には塩素が含まれていると思いますが、私が通っているところは、その量が尋常じゃない。
サイトのレビューを見ても、塩素臭いとの意見があるので、感じているのは私だけじゃないみたいです。
あと、トイレ芳香剤の臭いがキツイ。
週1のペースで通っていたのですが、ニオイで気分が悪くなり、塩素で蕁麻疹が全身に発疹するので、ここ3週間休んでいます。
この化学物質過敏症とみられる症状は、抗がん剤を使ってから顕著に出てきたものです。
あのまま、抗がん剤を使っていたら、今よりもっと酷いことになっていたかもしれません。
何年か前に、「かびんのつま」という漫画が世に出ました。
化学物質過敏症に罹患した女性とそれを支える夫の話です。
私は二人の関係云々より、どういう症状が出るのか知りたかったので読みました。
感想は、症状が酷い人は本当に普通に生活できなくなる、化学物質に囲まれた現代の環境で生きていくにはどうしたらよいのか、これは自分の問題だ、ということでした。
この漫画に対するレビューの多くは、中傷だったと記憶しています。
化学物質過敏症では、あんな症状はでない、とか。
あの女性は明らかにメンヘラだという意見が多く見られました。
皮肉なことに、この漫画でメンヘラという言葉を初めて知りました。
私は、漫画の彼女に対しては、そういう人がいるんだ、とだけ。
でも、夫の両親と夫抜きで何年も同居できるなんて、私なら出来ないとは思いました。
がんと同じように、化学物質過敏症という病気も、病名と同じようにひとくくりにカテゴライズされうる症状が見られることはないのだろうと思います。
私は専門家ではないので明確なことはいえませんが、当たらずとも遠からず、でしょう。
同じ乳がんでも、同じトリネガでも、人によって症状は違う。
私の化敏も、漫画の彼女に比べたらたいしたことはないと思います。
でも、化敏であり、大なり小なり苦しんでいる。
一見、奇異に見えるかもしれない彼女に共感こそすれ、中傷することはできないだろうと思います。