中江兆民:一年有半より。
”学問がどれほど高遠であっても
権勢がどれほど盛んであっても
名声、人望がどれほど高かろうと
子として父を虐待し、夫として妻を苦しめ、友人をあざむき、
その他さまざまの道に外れた行いをするようでは話になるまい。
わが国家がいかに強く、 隣国がいかに弱くても
理由も無しに隣国を攻撃するようではどうにもならない。
冨や名声などが不偏の心理にうち勝つことはないのだ。
不偏の心理というものはみな陳腐なのだ。
言えば陳腐だが、行えば新奇だぞ”
きっと今の人達に言えば笑われる。
何やろうとと金儲けた人が正義で、道徳を馬鹿にする時代だから。
中江兆民を知って良かった。
私は昭和の人間だし悪魔だが、
ちょっとした道徳心は持っている。うんうん。