22年、全日制高校入学直後に

「起立性調節障害(OD)の

体位性頻脈症候群(POTS)」と

診断されたひとり娘。

留年が決定し、

12月から通信制高校に

転学しました。

明けて23年1〜2月に

怒涛の勢いでテストと補講を受け、

何とか高2に進級。

POTS専門医・漢方薬局・鍼灸院

の3本立てでの治療で

多少回復傾向とはいえ

まだまだ未知の道のり。

どうするどうなる…

 

POTSになってから、生理前~生理中の
体調が悪くなった娘。

少し持ち直して来たかなぁと

思ってきたところで
いつも振り出しに戻ってしまうので、
困っていました。

娘が「予告」という、
少量の出血があってから、
数日後に本格的に生理が始まる。
量は多くないが、

ダラダラ1週間くらい続く。

この「少量の出血」は、

前回の生理のときに
剥がれきれなかったものが、
次の分泌物と一緒に

出て来てるんじゃないかと
私は考えました。。
そして、ダラダラ続くのも含め、
「排出する力」が落ちてるんじゃ

ないかなぁと。

そして生理中に何度か、
とにかく昏々と眠ってしまう。
昼過ぎに起きて一度食事をして、
また夕方~夜まで寝てしまう。
15時間?それ以上?寝ちゃう。
これがまた昼夜逆転に
拍車をかけるので困ってしまって…。

POTSになってすぐの眠り姫状態

とは違って、生理の時だけです。
(まぁそれ以外も今はよく寝るけど…)

そんなおり、

いつもやり取りさせてもらっている
ブロ友さんのお嬢さんが低用量ピルを
服用していることを知って、

「どうせ受験のときには

当たらないように
しようと思ってたし、

考えてみようかなぁ」

と思って相談し、受診を決めました。
(ありがとうございます!)

近所に評判の良い

女性医師の婦人科があり、
前回の生理から3週間ほどの

ところで受診。

事前の問診票には
・小5の初潮から中3まではそんなにつらい症状はなかった
・生理特有の症状もあるが、POTSの症状が悪化が気になる
・3か月間生理が止まったときのほうが体調が良かった

などを書き、上記の症状なども話して

おくすり手帳も渡しました。

先生は

「〇〇さん、かわいいお名前ね」と
娘と私の緊張をほぐしてくださってから
娘にいくつが質問をして

「10代20代の女性に多い

機能性の月経困難症だと思います。
機能性というのは、原因となる病気が

他にないという意味です。
確定するために

エコー検査をしましょう」

と、おっしゃって、

エコー検査をしました。
内診ではないので

娘も抵抗はなかったようです。

「子宮や卵巣に異常は

見られませんので、やはり

機能性の月経困難症だと思われます。
治療として、生理を一旦止めましょう。
頻脈でお薬も飲んでいるといるので、
プロゲスチンという黄体ホルモンで、
ディナゲストというお薬を

おすすめします」
と言ってパンフレットを

見せてくれました。

いわゆる「低用量ピル」は
エストロゲン(卵胞ホルモン)と
プロゲスチン(黄体ホルモン)の
両方が配合されています。

が、よく知られているように、

エストロゲンには
血栓のリスクがあるので、
頻脈があり、循環器の薬

(プロプラノロール塩酸塩)
を服用している娘には処方しない、

とのこと。

黄体ホルモンのみのディナゲストなら
血栓の副作用はないし、
少量なので、女性ホルモンの

分泌抑制による副作用

(更年期様症状や抑うつ症状)も
少ないと説明を受けました。

また、昏々と眠ってしまうのも
黄体ホルモンの影響なので、
こちらにも効果があると。

ディナゲストについてもらったパンフと
同じ内容は こちらにあります

(持田製薬)。


ディナゲストについては こちら 

わかりやすい記事があったので

シェアします。
(娘が受診したクリニックではありません)

患者さんに起立性調節障害と

機能性月経困難症を併発し、

治療している方が5~6人いるらしく、
中には中学生もいるとか。
みんな月経困難症の経過は

良好だそうです。

飲み方は、生理2日目以降

(しっかり始まってから)に
1日2錠を約12時間あけて分けて飲む。
低用量ピルにある「休薬期間」はなし


7月から飲むとして、
その次の8月の生理は「軽く来る」。
9月からは来ない。
ただし、生理より少量の

不正出血が起きる可能性が高い。
(詳しくは上2つのリンク先で)
身体の変調や、不正出血の量や期間が

長いときは、服薬をとりやめることも

ありうる、言われました。

そして、ではお薬を…思ったら、

「今回は婦人科としての診断と、

こういうお薬をおすすめする、

ということまでです。
今、お話ししたことを、起立性の

主治医の先生にお伝えして、

許可をいただいてください」

と、先生はおっしゃいました。
(POTSのクリニックと主治医の名も

聞かれ、カルテに記載されました)


この婦人科、本当に人気で

予約もすぐ埋まるし
すごく待つので、

「えー!もう1回?」と
思いましたが、
すぐに、信頼のおける先生だな、

と思い返しました。
(すごく待つって、ここまで丁寧なら

そりゃ待つよ)

同じ週にPOTS専門医に行く

予定だったので、
そこで主治医(女性)に許可をもらって、
改めてディナゲストを

もらってきました。

まだ生理が来ていないので、

服用は始めていません。

記録を残す意味で、そして
今後、どなたかのお役に立てれば

嬉しいので、


起立性調節障害・体位性頻脈症候群で
機能性月経困難症を併発した治療の記録

 

として、
今後の経過も書いていこうと

思っています。

長く間をあけておいて、
書くとなると長くなってしまうのが
私の悪いところですね。
検索したときに長くても1つの記事で
終わればいいなと思うので、
申し訳ありません。

もし、OD(POTS)で月経困難症の治療を
している方がいたら教えてください。
よろしくお願いします。