22年春、志望していた高校に

合格した娘。

GW明けに体調不良

(頭痛、乗り物酔い、不眠、食欲不振など)

を訴え、

「起立性調節障害(OD)の

体位性頻脈症候群(POTS)と

診断されて、ただいま療養中。

6月下旬からはテストを含み

全欠席。

夜はとっても元気です…。

赤点や欠課・欠席数で

留年(転学)間近。

どうするどうなる。


小1のときにPTA活動で親しくなった

Kくんのママ。

Kくんは、お兄ちゃんが卒業した

3年生のときから、

じょじょに学校に来なくなり、

4年生からはほぼ不登校。

 

そのまま同じ中学に進み、

ときおり部活にだけ

顔を出していたけれど、

授業には出ることは

ありませんでした。

 

Kくんママは、

私の年老いた両親が気に入っている

お総菜屋さんでパートをしてるので、

お店がすいていたり

他に店員さんがいない日は

少しおしゃべりする仲でいました。

 

Kくんについては

「2年生のとき最後まで

九九のテストに合格できなかった」

というのが気にかかっていて、 

噂好きのママたちが

それを「学習障害じゃないのか」

と言ったり、

AKBが好きでパパが握手会に

連れていったと聞きつけて

「そういうの、親と行く?」と言ったり、

Kくんの体形の変化(要は体重増加)を

「部活やめてずっと家にいるから」

などと口さがなく言うのを聞いて、

Kくんママと親しい私は、

嫌な気持ちになっていました。

 

去年、中3では同じクラス。

担任の若い女性の先生がとてもいい方で、

(おそらくKくん以外の不登校の子の分も)

いくつも資料を取り寄せて、

面談で親身になってくれて、

Kくんが気に入った

不登校の子が再チャレンジできる

高校に進学することになったと

聞きました。

 

そして7月だったか、

話せそうなタイミングがあったので

 「Kくん最近どう?」

と、聞いてみると、

Kくんママの顔がパッと明るくなり、


「行ってるのよ、学校。

ちゃんと週に5日!」


部活で全日制と同じ大会に

出られるのも加味して選んだ

高校だったけど、

その部活には入らなかったらしく、

でも、同じような境遇の子が

たくさんいるから、

友達がすぐにできて、

楽しく通っているそうだ。


よかったなぁ。

 

 いつも明るく振る舞う彼女の気持ちが

よけいにわかるようになってたから、

本当によかったって思ったけど。


ちょうど娘の具合がとくに

良くない時期だったので、


Kくんでもこれから3年で

みんなと同じように

高校を卒業できるんだ

いいな


と、思ってしまいました。


これまでの彼女の苦労を思えば

そんなこと思うのは

ひどいとわかってるんですが。


いいなーって思ってしまった。

自分の心の狭さというか。


ちなみに学校の場所を聞いていたので

こっそりKくんの学校を調べてみたら、

通信制と同じく無理のない

カリキュラムで週5日通学、

か、週1通学の通信制

という感じの学校で、

今の娘には合いませんでしたが、

Kくんのような子たちがたくさん、

楽しく通ってるようでした。


私の周りには、

高校生のときバイトをしていた

人すらほとんどいません。


娘のことがなかったら、

Kくんやこれから娘が通うかもしれない

学校のことなど

知らなかったと思うので、 

世間知らずだったな、

勉強になったな、と

それについては

心から思っています。


Kくんママには

折を見て娘のことを

話そうかな、とも思ってます。