国賊 | 男も楽しめ!華流エンタメ☆

国賊

 国賊とか売国奴とか・・・戦時中を思わせる嫌な響きですが・・・
 正直、今の野田総理や経団連の米倉会長にはその言葉がピッタリでしょう。

 調べれば調べるほど、TPPが「太平洋・アジアの成長を取り込むために必要」というのは大嘘で、実際にはアメリカに取り込まれるだけで、「平成の開国」と言うよりも「平成版の不平等条約」でしかありません。

 TPPによって、輸出で大きな儲けなど出るわけもないし、その反面、農業は壊滅的なダメージを受けるでしょう。

 生き残るのは一部の大企業だけ。
 彼らにとって関税の撤廃なんて、おそらくどうでもいいでしょう。
 この円高の中、関税が撤廃されたって何の意味もないですから・・・。

 彼らの狙いは投資家保護条項などの特権を得て、ますます海外へ進出して、いろいろな国を食いものにして、企業を大きくしていくことでしょう。

 実際に、カナダやメキシコはアメリカの企業にやられていますよね。

 幕末から明治にかけての日本は、先に食いものにされたインドや清国の状況を見て、日本はその轍を踏んではならないと思ったものですが、今の日本にはそんな学習能力もないようです。

 党のプロジェクトチームからは「慎重に考えるべきで時期尚早」と言われているのに、それでもまだ参加しようとするとは・・・菅さんもそうでしたが・・・野田さん・・・あなたもですか・・・。
 最初から人の意見を聞く気もない独裁者なんですね・・・。

 独裁者を国民が選ぶのであればともかく、国民に選ばれたわけでもない人間が独裁者となれるこの政治体制は、本当に何とかしなければならない。 

 正直・・・どんどん自分が危惧している方向に日本は邁進していっている。
 農業はこれから、本当に厳しい時代に突入する。
 農業者以外にとっては実感がないことかもしれませんが、現在の日本農業は、兼業農家のボランティアによって成り立ってきましたが、農業の崩壊により、農機購入の借金を返せなくなる人が続出するでしょう。
 これまでもまったく儲からなかった農業が、今後はさらに儲からない事業となるわけですから・・・これは本当に厳しいです。

 しかし、アメリカの地下水の枯渇、地球環境の急激な変化や異常気象、人口の増加など・・・食糧の価値はますます高まっていくことは間違いありません。
 そして、日本の経済はどんどん空洞化とデフレスパイラルを繰り返して悪化していった先に、将来の日本人には海外から安全な食べ物を買う財力があるでしょうか?

 農業は厳しい時代へと突入しますが、それでも私は、可能な限り農業を続けたいと思います。
 このまま行けば、確実に来るであろう日本の壊国に備えて、日本の食糧を守るために。

 でも、野田総理に最後のお願いです。
 せめて、交渉に参加する前に、最低限、これだけは死守するというラインを示してください。
 それさえ明確にせずに交渉に参加しても、アメリカにいいように取り込まれるだけなのは目に見えているので。

 ASEAN+3がいいとは言いません。
 これも今の日本では中国に取り込まれるだけでしょう。
 
 日本は、アメリカにも中国にもなびかない、第三の道を模索するべきではないしょうか?

 どうか、日本を滅ぼさないでください!!