点穴術の真実!?
さて、先日のブログで、私の習っている少林寺拳法のお話をしました。
http://hualiu.no-mania.com/Entry/67/
その時は、前置きだけで終わってしまいましたが、
先日、道場で面白い技をいろいろと試しました。
武侠ドラマでもお馴染みの「点穴術」です。
「北斗の拳」でも秘孔をついて、敵が死んだりするアレです。
大した力もいらずに、相手に激痛を与える技ですが、果たして実在するのでしょうか?
実在するとしたら、K-1だとか、総合格闘技だとか、テレビでよく放映される格闘技では、なぜそれが出てこないのでしょうか?
みなさんはどう思います?
結論から言いますと・・・
点穴術は・・・
あります!!
しかも、かなり痛いです。
人間にはいくつものツボがあります。マンガなどでは秘孔とも言われるアレです。
ツボはその多くが急所で、相手を致命傷を与えることもあれば、治療に使うこともできます。
格闘技で、相手を倒す際に最も使われる急所は、
そのほとんどが、正中線という、人間の体の真ん中を縦に割るライン上に存在しています。
眉間や鼻の下の人中、顎、喉、ミゾオチ、金的など有名な急所だけでもかなりありますね?
なかでも男性に対して最も有効なのが金的ですね(笑)
人間は本能で弱点を庇うので、狙って攻撃するのは言うほど簡単ではありませんが、金的への攻撃はあまりに危険だというので、ほとんどの格闘技では禁止されています。
これは裏を返せば、最も効果のある攻撃だということです。
金的攻撃も、点穴の一つだと考えれば、
点穴が格闘技に登場しない理由の一つがハッキリしました。
危険過ぎる・・・ということです。
しかし、どうも武侠ドラマのような点穴のイメージと金的攻撃とでは、
あまりにイメージが違うと思われる方もいらっしゃるでしょう。
なかなか、痛いところを突かれる・・・w
実は、点穴が格闘技で使われない理由は他にもあるのです。
それは、グローブの存在です。
ほとんどの格闘技ではグローブを着用します。
素手だと威力があり過ぎるから危険・・・と誤解をされますが、
あれはまったくの誤解です。
あれは、むしろ攻撃するほうの拳を壊さずに、思いっきり打てるようにするための、武器なのです。
しかし、その武器を付けることによって、細かい指の動きはほとんど使えません。
どうでしょう?
もうお分かりになられましたね?
点穴は指を使ってするものです。
拳や足を使って、有効打を与えられる急所はたくさんありますが、
拳や足で、点穴のできる急所はほとんどありません。
少林寺拳法では6段以上の者が学ぶ「~攻め」と呼ばれる、いわゆる点穴攻撃。
現在3段の私がすべて理解することなどは到底できない話ではあるのですが、
いくつかをやって思ったのは、
ツボにはそれぞれの押し方があり、少しズレるとほとんど痛みを与えられなかったりします。
しかし、しっかりとツボにはまると、電気が走ったかのように痛みが走ります。
抵抗などできるはずもありません。
ただ、マンガや武侠ドラマのように一瞬でツボを突けるかと言うと、
かなり難しいと言わざるをえません。
なぜなら、ツボは筋肉と筋肉の間にあるので、瞬間的に突くというよりも、
その隙間にグリグリと指を入れ込んでいくというものが多いからです。
現実に素手で戦いになった際、ボクシングのように純粋な殴り合いになることよりも、取っ組み合いになることが多いでしょう。
そんなときに、点穴術を使うことができれば、相手は何をされたかも分からないうちに、電気が走ったかのような痛みを感じることでしょう。
習得は難しいですが、習得すれば(殴り合うよりは)平和的に争いを解決する有効な技ではあると思います。
ただ、中国武術には「しびれて動けなくなる」「声が出なくなる」「突かれたら死ぬ」などという点穴があるようには聞いています。
が、その点に関しては正直よく分かりません。
たとえば、
経絡の流れを瞬間的にとめて、ある一部分をしびれたような状態にする
ことはできるかもしれませんし、
呼吸を出来ないように横隔膜を圧迫すれば声を出せなくなります
内臓を破壊する技法を用いれば、一撃で殺すこともできる
でしょうが・・・果たして、それらが、点穴術による効果と呼べるべきものなのかは、大いに疑問の残るところでしょう。
どうやら、日本・中国・朝鮮などの東洋医学においても、ツボの位置がしっかりと共通の認識として定まっていない部分も多いようです。
統一しようとして、WTO認定のツボというのも最近になって定められたようです。
このことからも、まだまだツボに関する医学・武術の技法に関しては、まだまだ分からないことが多く、逆に言えばいろいろな可能性を秘めているようです。
以上・・・
なんか・・・エンタメとはずいぶんと、かけ離れた話になっちゃいましたねww
http://hualiu.no-mania.com/Entry/67/
その時は、前置きだけで終わってしまいましたが、
先日、道場で面白い技をいろいろと試しました。
武侠ドラマでもお馴染みの「点穴術」です。
「北斗の拳」でも秘孔をついて、敵が死んだりするアレです。
大した力もいらずに、相手に激痛を与える技ですが、果たして実在するのでしょうか?
実在するとしたら、K-1だとか、総合格闘技だとか、テレビでよく放映される格闘技では、なぜそれが出てこないのでしょうか?
みなさんはどう思います?
結論から言いますと・・・
点穴術は・・・
あります!!
しかも、かなり痛いです。
人間にはいくつものツボがあります。マンガなどでは秘孔とも言われるアレです。
ツボはその多くが急所で、相手を致命傷を与えることもあれば、治療に使うこともできます。
格闘技で、相手を倒す際に最も使われる急所は、
そのほとんどが、正中線という、人間の体の真ん中を縦に割るライン上に存在しています。
眉間や鼻の下の人中、顎、喉、ミゾオチ、金的など有名な急所だけでもかなりありますね?
なかでも男性に対して最も有効なのが金的ですね(笑)
人間は本能で弱点を庇うので、狙って攻撃するのは言うほど簡単ではありませんが、金的への攻撃はあまりに危険だというので、ほとんどの格闘技では禁止されています。
これは裏を返せば、最も効果のある攻撃だということです。
金的攻撃も、点穴の一つだと考えれば、
点穴が格闘技に登場しない理由の一つがハッキリしました。
危険過ぎる・・・ということです。
しかし、どうも武侠ドラマのような点穴のイメージと金的攻撃とでは、
あまりにイメージが違うと思われる方もいらっしゃるでしょう。
なかなか、痛いところを突かれる・・・w
実は、点穴が格闘技で使われない理由は他にもあるのです。
それは、グローブの存在です。
ほとんどの格闘技ではグローブを着用します。
素手だと威力があり過ぎるから危険・・・と誤解をされますが、
あれはまったくの誤解です。
あれは、むしろ攻撃するほうの拳を壊さずに、思いっきり打てるようにするための、武器なのです。
しかし、その武器を付けることによって、細かい指の動きはほとんど使えません。
どうでしょう?
もうお分かりになられましたね?
点穴は指を使ってするものです。
拳や足を使って、有効打を与えられる急所はたくさんありますが、
拳や足で、点穴のできる急所はほとんどありません。
少林寺拳法では6段以上の者が学ぶ「~攻め」と呼ばれる、いわゆる点穴攻撃。
現在3段の私がすべて理解することなどは到底できない話ではあるのですが、
いくつかをやって思ったのは、
ツボにはそれぞれの押し方があり、少しズレるとほとんど痛みを与えられなかったりします。
しかし、しっかりとツボにはまると、電気が走ったかのように痛みが走ります。
抵抗などできるはずもありません。
ただ、マンガや武侠ドラマのように一瞬でツボを突けるかと言うと、
かなり難しいと言わざるをえません。
なぜなら、ツボは筋肉と筋肉の間にあるので、瞬間的に突くというよりも、
その隙間にグリグリと指を入れ込んでいくというものが多いからです。
現実に素手で戦いになった際、ボクシングのように純粋な殴り合いになることよりも、取っ組み合いになることが多いでしょう。
そんなときに、点穴術を使うことができれば、相手は何をされたかも分からないうちに、電気が走ったかのような痛みを感じることでしょう。
習得は難しいですが、習得すれば(殴り合うよりは)平和的に争いを解決する有効な技ではあると思います。
ただ、中国武術には「しびれて動けなくなる」「声が出なくなる」「突かれたら死ぬ」などという点穴があるようには聞いています。
が、その点に関しては正直よく分かりません。
たとえば、
経絡の流れを瞬間的にとめて、ある一部分をしびれたような状態にする
ことはできるかもしれませんし、
呼吸を出来ないように横隔膜を圧迫すれば声を出せなくなります
内臓を破壊する技法を用いれば、一撃で殺すこともできる
でしょうが・・・果たして、それらが、点穴術による効果と呼べるべきものなのかは、大いに疑問の残るところでしょう。
どうやら、日本・中国・朝鮮などの東洋医学においても、ツボの位置がしっかりと共通の認識として定まっていない部分も多いようです。
統一しようとして、WTO認定のツボというのも最近になって定められたようです。
このことからも、まだまだツボに関する医学・武術の技法に関しては、まだまだ分からないことが多く、逆に言えばいろいろな可能性を秘めているようです。
以上・・・
なんか・・・エンタメとはずいぶんと、かけ離れた話になっちゃいましたねww